詩人:ℒisa | [投票][編集] |
どうして素直に
ただ傍に居るだけの事が
出来なかったんだろう
どうして
ただ忘れてしまう事が
こんなにも難しいんだろう
合い鍵を返しに行った
君の居ない部屋
枕元に広げられた
私からの手紙
どんな想いで読み返したの
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ごめんなさいの雪
降らせて欲しいの
私の心を
温めて欲しいの
ありがとうの波紋
広げてほしいの
誰かの心を
溶かして欲しいの
愛してるの弾丸に
撃たれて欲しいの
身も心も
全てが欲しいの
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幸福はいつも
振り向いた過去に置き去り
行く先
前方は険しく暗く絶望的で
振り返る度に
幾度となく後悔し
立ち止まる
どれだけ待っても
『あの時』は追いつかない
もう、戻れないよ
進むしかない
大丈夫
戻れない日々たちが
足元を照らしているでしょ
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一人でいる時間がなくて
息苦しくなるほど
寂しさを紛らわす為に動いていた
埋まっているスケジュールは財産
お金よりも価値のあるもの
独りが好きなのよ、と
格好付けながら
孤独が怖かった
触れていたかった
繋がっていたかった
私を見ていて欲しかった
1秒でも忘れないで
とても
怖いから
とても
寂しいから
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ごめんなさい
今なら理解出来るのに
あなたが正しかった事も
私の我が儘も
なのに、どうして今じゃないんだろう
なのにどうして
今も忘れてしまえないんだろう
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あなたを振り切る様に
現実はこんなにも一生懸命に輝いているよ
私が間違っていたなら
過去よ
どうか許しておくれ
あなたを想うたび今でも
切なさや悲しみを感じずにはいられない
時にはまるで
昨日の事の様にこの心が焦げていくんだよ
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数年越しに知った
あの時のあなたの心
後一歩素直でいられたら
まだ傍にいられたかな
そんな風に想うのは
今が不幸せだからという訳ではないの
あなたの詩で
色褪せていた思い出が
また鮮やかに色付いた
あなたを早く忘れてしまいたくて
他の全てで満たしてきたけど
忘れてしまう事は出来そうにない
あんなに心底誰かを愛する事がもう無くても
今隣にいるのがあなたでは無くても
それは悲しい事ではないの
思い出せばいつも
大好きだったあなたが
大好きだったあなたのまま
今でも心を満たしてくれている
それはきっと
とても幸せな事だから