詩人:ℒisa | [投票][編集] |
中学生になって
別々のクラスになって
子供のままの私は
大人になってく彼女が
煙たくて
眩しくて
本当はこんなことしたくない
そう思ってても
自由奔放好き勝手に
生きてる風を装った
「これがオトナってものなのよ」
負けん気だけ身に付けて
まだ味もわからない煙草か何かふかしながら
大人になっていくわけでもなく
ただただ子供の世界を壊していった
彼女は今でも
あの頃のまま純粋に輝いているというのに
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もうこんな仕事したくないよ
こんな話したくない
こんな格好したくない
くそみたいなやつばっかりだよ
くだらないことばっかり言ってんじゃねえよ
不細工貧乏人が偉そうにしてんなよ
金もらっても話したくないね〜
帰りたい
やめたい
話したくない
誰とも
寝て食って
セックスだけして生きていたい
何にも考えたくない
あ〜あ
金がほしい
もう何にもしたくない
ビーチでカクテルでも飲んで退屈な平日を過ごしたい
宝くじ当たんねえかな
痩せたい
若返りたい
飲みに行きたい
こんな生活やってらんねえよなぁ
わりに合わない
つまらない
何で私がこんなことしなきゃならないんだか
誰か代わりにやってくんねえかな
めんどくさ
行きたくない
寿司たべたい
焼き肉たべたい
太ってたっていいじゃねえか
酒のみてえな〜
一日中ラリって飛んでたい
フェラチオなんて面倒くさい
適当にいじって入れてくんねえかな
やりたいことの何にもできない
くっだらねえ世の中だなぁ
落ち込む
悩む
価値もない
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トキメキは予期せぬとこから現れて
全ての景色を変え去ってく
確かに
理解出来ているはずなのに
何もかも色付いて
上手く見えないんだ
かぎなれたシャンプーの香りだって
あなたのものならば
しっかりとこの胸を
苦しめてしまう
あまりにも心地好く
困ったものだよ
解放される術も解らないのに
相手があなたなら
尚更さ
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商店街まで出れば
この町にも一丁前に
見よう見まねで作られたような
キャバクラが一軒建った
夜になればチンケなネオン看板が光ってさ
その向かいの道じゃ
アジア系の女が
マッサージの客引きかなんかして
一歩路地を曲がれば未だに
銭湯から石鹸の良い香りがしてきて
桶にタオル抱えたおっさんが
カランカランと下駄鳴らして歩いてる
赤ちょうちんの横
踏切の道
昼間でもたいして人なんか通りゃしない
ガード下には猫じゃらしが我が物顔で生い茂る
毎朝ばあさんが一人
三輪の籠に大きな荷物つっこんで
進んでんのか止まってんのか
分かんないくらいのスピードで漕いでくんだ
酒屋んちのガチャガチャは
中身が15年も前から変わっちゃいないのに
来年には駅前に
大きなショッピングモールが出来るんだってさ
みいんみいんと今年の夏も
ミンミンゼミが良く鳴いてるわ
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安易に体の関係をもってしまって
長く続く試しなんか無いよ
欲求が満たされれば
欲することをしなくなるのは
当たり前でしょう
理解しているのよ
それでも
あなたが欲しいと思うの
失うことも覚悟の上ならば
バチなんか当たりはしないわ
体はもうとっくに
我慢なんか忘れているのだから