心は固まっている

もし今夜きみがこなければまた
惜しげもなく闇に落ちよう

もしきみに会えるなら
もう少し陽を浴びていたい

どちらにせよ
痛いのは一緒だ

水の流れも厳しいわ

このまま泡となり風となり

楽になってもいいかな

心と体

どちらを犠牲にしよう

でも、
私には
あなたの代わりなんかは
いくらでもいるから

あなたにはいないんだよ
私の代わりなんて

大切に
させてあげてもいいんだよ

ちゃんともっと
一緒に居たいって
言わせてあげてもいいんだよ

小鳥たちは口を開けて待っている
なにも知りはしない
いつもと同じ空の下


シャワーを浴びて忘れよう
お酒を飲んで流し込もう

大丈夫
気にすることはない

ただのビジネス


普段通りのただいまを

小鳥たちは口を開けて待っている
なにも知りはしない
いつもと同じ空の下


シャワーを浴びて忘れよう
お酒を飲んで流し込もう

大丈夫
気にすることはない

ただのビジネス

体を切る以外にどうしたら
楽になるか考える

切ってしまえば楽にはなる
必ず後悔もする

堪らなく自分が嫌になって
全身が痛い
怖い
楽になりたい

気持ちが膿んでる
出したい
どうしたら良いのか考える

幸せになってもまだ
許してもらえない根元はなんだろう

痛い

怖い

飲みかけたグラスが
寄り添っている

あなたのほんのり
ぬくもり残したソファだけ

お願いだからそばにいてくれよ
あなた以外を求めても
何も埋りはしないのだから

たまらないよ
本心から逃げ出したくて

瞼があなたばかりを映すんだ

スマートフォンひとつで
裏切りと失望と後悔を
手にすることなら容易いんだ

愛しているのにたまらなく憎いんだ
なにもかもこんなに
胸を痛ませるあなたの全て
滅茶苦茶にしてやりたくなるんだ

それなのにどういうわけか
ここしかないって気持ちにさせる
その胸もその腕も
手放すわけにもいかなくて
なにひとつ逆らえるわけもなく
為す術もなく溺れてくんだ

愛情ほど深く傷付くものはないわ

何も手につかないわ

人の事を悪く言って

自分を悪く言われないとでも思っているの

人を嫌うっていう事が

自分自身をどれだけ傷付ける事になるか

理解しているの

引き金を引く前に

考えてみて

自分を厄として貫く痛みを

背負う価値がある事なのかを