ホーム > 詩人の部屋 > ℒisaの部屋 > 新着順表示

ℒisaの部屋  〜 新着順表示 〜


[1584] 頭上に聳えます
詩人:ℒisa [投票][編集]

誰でも良いから

何でも良いから

この気持ちを打ち消して

忘れさせて

2010/06/22 (Tue)

[1582] ほおん
詩人:ℒisa [投票][編集]

満たされたら
見えなくなってしまうのカナ

手に入れてしまえば
ほろほろと
崩れて逝く

想いにも寿命が来るのカナ

満たされずに流した青春の涙は
今も切なく胸を焦がす

満たされて逝く事の悲しみ
矛盾した寂しさを笑うように

いつか還るのはその場所なのカナ

2010/06/16 (Wed)

[1580] いつの日かきっと
詩人:ℒisa [投票][編集]

長い長い間
夢を見ているみたい

私に人生などあるのだろうか

今までも
これからも
今も

心と体が一緒になる事があるんだろうか

いつか‥
いつかは‥

いつまで経ってもその
いつかなんて
来ないのかもしれない

2010/06/06 (Sun)

[1579] 酷な人
詩人:ℒisa [投票][編集]

心無い優しさを
何度も受け入れてあげます

味の無い言葉を
味見しながら受け流します


そんな私は
弱い人間でしょうか
強い人間でしょうか

それとも優しい人でしょうか

2010/06/05 (Sat)

[1578] 神様もう少しだけ
詩人:ℒisa [投票][編集]

懐かしいドラマの主題歌

子供を卒業したと
思ってた子供の頃
シーマンていう
ペットを飼ってた

流れてたのはautomatic

使わなくなったポケベルに新しいPHS
足元にはルーズソックス

そんな時代

夏の香に溶けた
ウルトラマリン

キスの味は甘くもすっぱくもなかった

そんな話で一晩中盛り上がってた

2010/05/06 (Thu)

[1577] のろま
詩人:ℒisa [投票][編集]

死にたいなんて
言うべきじゃなかった

根っから間違えていた

消したかったんだよ
記憶を

思い出す記憶は
何もかも嫌いだった

そんな思い出しかない
自分も嫌いだった

思い出すたびに
とにかく痛かった

苦しかった
悲しかった
怖かった
辛かった
逃げ出したかったのに
それは自分の中にあって
逃げ出せなかった

死ぬしかないと思った

間違えていた
根っから間違えていた

ずいぶん長いこと
それに気付けずに居た

反省
しなきゃなぁ

2010/04/22 (Thu)

[1576] ママ
詩人:ℒisa [投票][編集]

お腹に耳を
あてる事も出来ないし
ましてや
そっと覗いて見る訳にもいかない

こんなに狭いところに居て苦しくないかな

ちゃんと大きくなっているのかな

手も足もちゃんと動かせているかな

お腹は空いていないかな



あなたの為とは言え
思えば今まで自分の体を
こんなに大切にした事はなかった

なんて馬鹿な事をしただろう

お腹にいるあなたを
こんなに愛おしく
こんなに大切に思うことが母性なら

私を産んでくれたママもきっと
私を大切に扱ってくれていただろうに

知っていたらきっと
もっと自分を大切に出来た

親の心、子知らず

きっと今頃
親指でもしゃぶって
すやすや寝ているかもな

2010/04/22 (Thu)

[1575] いつかの朝
詩人:ℒisa [投票][編集]

雨の臭いが
夜明けの切なさに
拍車をかける

生易しい初夏の温かさが
哀しみに酔う事も
許しはしなかった

そんな日は贅沢に
夜が更けるまで
繰り返し何度も
同じ曲を流し
繰り返し何度も
同じ痛みに耐えた

ポケットに
財布を放り込んで
汚れたサンダル
足に引っ掛けて
外に出ると紫陽花の香がした

ランドセル背負ったまま
蝸牛見つけて遊んだ

そんな下らない記憶が横切ってまた鍵を閉めた

2010/04/22 (Thu)

[1574] 玉手箱
詩人:ℒisa [投票][編集]

大人は間違ってなどいなかった

私たちはただ
幼過ぎた

知るべき事を知らず
恥ずべきでない事を恥じてた

あの頃
軽蔑していた大人と
すっかり肩を
並べたりしていた


大人たちは間違ってなどいなかった

私はただただ子供だった

冷めた現実ばかり語る
大人たちは
夢を見ない
理想の無い
悲しい生き物だと思ってた

幼かった私たちは
間違っていたわけじゃない

ただ何も
知らなかっただけ

2010/03/28 (Sun)

[1573] アポロ
詩人:ℒisa [投票][編集]

近付くほどに
見失ってしまうのが
人と人との関係だから

「綺麗…」
摘み取り押し花にしたあの花の行方の様に


手に入れたはずなのに
気付きもしないうちに
失って


いつか思い出は優しくて
はっとして愚かに
酷似したもので埋めようと探す

優しさは戻らない

無くしたのは
「綺麗…」そう呟いたその心

2010/02/20 (Sat)
667件中 (171-180) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 67
- 詩人の部屋 -