詩人:ℒisa | [投票][編集] |
いつからだろう
夢なんか持たなくなったのは
初めからか
ううん
本当は持ってる
でっけーでっけー夢
持ってるけど見ない様にしてるだけ
馬鹿だな私
夢なんて
叶わなくてもいい
成功しなくてもいい
追い続ける事に
意味が在る
本当は知ってる
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
嫌いな人
自分に似てる人
全ての出来事に
意味があるなら
教えて下さい
ロケットとミサイルの
違いも解らなかった頃
正義を信じてた
ウルトラマンも
タートルズも好きだった
疑問抱えるほどに
曖昧になっていくよ
悪い子はなぜ悪い事
したのかな
かばわないでよ
仕方ないで済ませるなら
慰めないでよ
「冷たいね」
無責任な言葉かけたくないだけ
「自由人だね」
ただ逃げてるだけ
皆盲目
知りたがるクセに
厄介な事に巻き込まれたくない
私も同じ
革命者にも救世主にも
なりたくありません
「大丈夫?」
握ってよ手を
一人くらいなら救える
私の羽根が折れても
助けて欲しいなんて
面倒な事言わないから
「立てる?」
握ってよ手を
一人で良いから
私の事覚えていてよ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
陰の中で暮していれば
闇を恐れずに済むけれど
反面砂埃程の光さえ恋しく
失うのが怖い
結局土に埋めてしまう
眩しさに耐えかねて
拘らないと言っていたシャンプーの香りは
私色に染まった
微かに残る柔軟剤の香りが憎かった
他の女の手の香りだ
あなたはちょうど掌に乗るくらい小さな光だった
陰の中で咲く小さな光だった
私も光ってた
赤く点滅するサイレンの様に
あなたはそれを見つけた
ちょうど掌で遊べるくらいの小さな光だった
初めはね
さぁ
傷が見えない様に
「明りを消して」
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
もう咲かないこの木の花に
水をいつまでやりましょう
美味しそうに実る果実
食べてしまいましょう
虹は遠くに掛かります
渡れなくてもいいんです
手を伸ばしたい
せめて見つめて行きたいの
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
自分は悪くない
そんな風にもう
思わない
自分は悪くない
自分だけは
悪くない
そんなの嘘だ
自分は悪くない
違う
自分のどこが悪いか
解らないんでしょ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
誰かの為にとか
誰かとの為にとか
いつもそんな事考え出した途端
全部崩れちゃう
誰かの為にとか
誰かとの為にとか
結局全部自分の為で
相手には何も伝わってない
何も伝わってないから
全部崩れちゃうの
疲れちゃった
思考回路も無限にループしてる
同じ毎日に
同じ事の繰り返し
同じ傷の痛み
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
いつも欲張り過ぎちゃうの
もう会えない気がして
明日との境界線が
解らないからさ
どうせまた明日会える
そのまた明日もそのまた明日も
会えるって思ってた
でも明日なんか来なかった
あの日からずっと
来てないんだ
明日が来ないんだ
もう会えないんだ
明日は来ない
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
新しいバックが欲しい
壊れたベッドも寝苦しい
頼りが薬だけなんて寂しい
慰めてくれるのは犬だけ
作った笑顔がひきつる
平凡な毎日の繰り返し
また左腕の傷が痛い
たるんだお腹引き締めたい
100万円拾いたい 届けない
本当は恋するのが怖い
平凡でも傷付きたくない
結婚式妊娠出産したい
おめでとうって誰かに
言って貰えるのは
誕生日か正月くらい
何か変わるかもしれない
もし変えようとしたなら
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
『寒いでしょ』
『寒い』
膝に乗せた私を包んだジャケット
『重いでしょ』
『全然』
お決まりの
甘い会話の後のキスで
あたたまる心
あなたの注射は良く効いた
どんな麻薬より
病み付きになった
絶えなかったメールが
少しづつ減って
頭の中でカウントダウンしてた
『やっぱりお前の方が良い』
あの時の様な嘘でも良いから
もう一度そう言って欲しかった
そしたら私きっと不幸になれたのに‥