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あなたが幸せなら
私も幸せです
それは私にとって
あなたの幸せが嬉しいと云う
事ではなく
あなたごときが
幸せだと言うなら
私の人生はそれ以上に幸せだと云う意味
私があなたより
不幸を感じたとしても
それはあくまで私の感覚
あなたの方がより不幸で
それにすら気付かぬあなたは
惨めで不幸な愚か者よ
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釣った魚には餌をあげな
いつか自分が餓死するよ
二兎追うものは一兎をも得ず
あなたみたいになりたくないよ
下手なキスでも濡れてあげる
支配した気になればいい
好きだったけど愛してはいない
私が追うのはあなたじゃない
あなたが戻る場所は私じゃない
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明けない夜はない
覚めない夢はない
退かない波はない
尽きない命はない
醒めない恋はない
だから安心して
もうすぐその痛みも悲しみも
終わるから
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失敗や成功なんて
私の人生には無い
そんなものは他人が勝手に決めた事
家が無くなったり
ドラッグに覚えたり
体を売ったり
この国の一番底にいながら
一番上の人に酒を注いで
最高級のホテルに寝泊まりした
それは私の成功報酬じゃない
男は単純だ
良い酒飲めて良い女抱いて
良い車に乗れれば幸福だと言う
女は単純だ
可愛い服を着て甘いお菓子を食べ如何に自分が愛されてるか
時には如何に自分が不幸か
話せる友達がいれば満足なんだ
堕ちるとこまで落ちたら
後は昇るだけだと言う
私の爪はもう剥がれ腐った
例え翼が在っても
そこが楽園だと云うのなら
私は羽ばたかない
夢が無い事は絶望的だと
たかが人間が叱るのもやめてくれ
あんたの夢にだって
鼻くそ程の価値も無い
ただ繁殖し続ける
ミジンコとも変わらぬ命よ
私たちはただの生物
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退屈
痛みも喜びもない
退屈
生きたくも死にたくもない
退屈
繰り返しの日常
退屈
私は異常じゃなく平凡
退屈
何も長けず何も劣らない
退屈な毎日
独りぼっち
ずっと
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誰も信じない
信じたくても信じられない
みんな私を裏切った
私はみんなを許した
だからみんな私を許した
私は裏切らない
裏切り者以外裏切らない
人を裏切っても良いと思ってる人間は
人に裏切られても良いんだよ
私なら近付けない
先に裏切ったら近付けないよ
私は許す
そして同じ様に裏切った
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解らないの空の色も海の色も
もう一度聞かせて風の音を
花の香りを君の鼓動を
日常はすぐそばにあったのに
崩れてく常識のすぐ隣
繋いだ手の緊張感とその先の望み
重ねた体の幸福感とその刹那
嘘も現実も愛しくて
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車椅子の人に「立ちなさい」と言いますか
目の見えない人に「目を見て話せ」と言いますか
何度も言うけど
鬱が酷くて外に出れないの
不眠症だからいくら酒を飲んでも寝れないの
何度も言うけど
好き好んでしてるんじゃない
気のせいでも甘えでもない
鬱が酷ければ全身剃刀で切り裂きたくなる
電柱を見てここに首を吊りたいと何度も思った
たくさん薬があれば万が一死ねるんじゃないかと全部飲んだ事もあったね
でも何度も言うけど
好き好んでそうなったわけじゃない
「やめなさい」と何回私に言ったら気が済むの
耳の聞こえない人に耳打ちしますか
目に見える傷や
目に見える障害じゃなければ
それはあくまで私の妄想だとでも言うのか
頼むから何度も言わせないで
「やめなさい」と言われる以上に自分自身では「やめたい」と思ってるんだよ
耳にタコが出来るわアホんだら
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高級住宅街にも山小屋にも
どこにでもいるヤツ
地を這いつくばって
時には空を飛んで
キモチワルイ
好きになれない
何処にでも湧いて出てくる
集団で集まって繁殖
まるで人間みたいね
人間ほど有害ではないけれど