詩人:ℒisa | [投票][編集] |
『目の前の小さな幸せ』
いつも漠然とした
遠くにある
蜃気楼みたいな
幸せばかり追い掛けてる
『過去を抱き締める』
いつも逃げ道だけ探す
辛い過去も幸せな過去も
今を苦しめる様で
会いたい人が居るのに
やりたい事が有るのに
会わなきゃいけない人
やらなきゃいけない事
そればかり優先してる
全部思い出した地下鉄の中
溢れだした涙は止まらなかった
恥ずかしくて俯いたり
一度途中下車したり
イヤホンで誤魔化しても
涙は止まらなかった
泣く場所もタイミングも
遅いのよ
笑うのもそう
気付くのもそう
もう遅い
ただ明日は来る
もう見逃したりしない
そう在りたいよ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
着信画面に
いつあなたの
名前が浮かぶか
ただそれだけが
生き甲斐
高所恐怖症
高い場所から飛べない
ハルシオン
致死量には150万粒必要
電車には飛び込めない
家族に請求が来る
自分で自分を殺す事は
自分で自分を生かす事と
同じ様に大変だって知ってるの
だから生き甲斐
あなたの名前が
着信画面に
浮かぶのを待つの
そうすれば
とにかくとりあえず
『今』は生きれる
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
24時間を
命の時間だとしましょう
長針と短針が
重なり合う事は
何度かあるでしょう
12時と0時を抜いて22回
重なるとしましょう
ただし長針と短針と秒針が
全て重なるのは
命の時間の内
2度だけ
始まりと終わりに重なるの
だから命の時間に重なる
22回の運命を見逃さない様に
2度目の鐘が鳴る前に
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
赤ちゃんが欲しい
返して欲しい
この手に抱きたい
この手に抱きたいの
二人の赤ちゃん
あの子じゃないと駄目なの
死ぬ前に
一度で良いから
この手に抱きたいの
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
大切に生きてた
君と会う日
君と会う時間
大切に生きてた
会えないの時が
ただ寂しかった
ただ恋しかった
それだけだった
君を傷つけ様としたわけじゃない
いつも愛を確かめたかっただけ
直接聞くのが怖かった
パソコンの前じゃなくて
君の前で泣けばよかった
今でもそうだ
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
彼も赤ちゃんも失って
泣きじゃくる私に
「誰にも頼るな」
そう言った
その言葉
突き放されたと
受け取っていたけれど
その言葉の裏に
いろんな想いが込められていた事
今なら解る
失恋した次の日
私何も言わなかったのに
「お前は全て相手の生活に
合わせ様として
相手にもそれを望むから
相手を失うんだよ。」
「お前は全て相手の生活に
合わせ様として
相手にもそれを望むから
相手を失った時
自分の全ても失うんだよ。」
そう言った
何も言わなくても解ってるんだ
私よりも私の事をこの人は
無関心な様で全て見てるんだ
勝てっこないわ