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ℒisaの部屋  〜 新着順表示 〜


[1059] 骨肉
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神様ねぇ

期待はしてないけど
恐れてはいるよ

薬を飲むようにドクターが言った
飲まないようにあなたは言った
「仕方が無い事」
母が言った

楽になればいい
そう思った
これが病気なら
ウィルスは私だ

「バイキン!」
「汚い。触るな。ばい菌!」
「感染する」

全ての言葉は予言だろうか
全ての事に意味は在るの?

振り返ってみればそんな気にさえさせるよ

「神様なんか信じないから」
そうやって意識してる

「頑張ったのに」
「我慢したのに」
「私だってしっかりやってるのに!
なんで・・
なんで?
なんで!!」
「もう神様なんて信じない」

何かを失った時には特にね
そうやって神を信じるの
与えてくれた事も忘れて
神様のせいにする

他人に対しても同じでしょ?

人の心底に道徳はあるのだろうか
表面的なモラルで
偉そうな事言わないでよ

話を聴いてくれないかな
耳でじゃなくて
表面的にじゃなくて
心底でさ
話してくれるんでもいいから

神様なんかに頼らずに
人と向き合ってよ

「どう在るべきか」
3つの子だって
そうやって
自分を作って生きてる

そんなもの全部失くして
そんなもの全部忘れたら

今何処で
誰と何を
する事を選ぶだろう















2008/03/21 (Fri)

[1058] ありがとう
詩人:ℒisa [投票][編集]

早く大人になりたかった

家が嫌いだった

お父さんの顔も
お母さんの顔も
弟の顔も
おじいちゃんや
おばあちゃんの顔も
見たくなかった

悪友を作った
そこに居場所を見つけ
仲間たちといる事が
一番の幸せだった

恋人を作った
他に何もいらないと思うほど
幸せだったし
何が無くても
不安じゃなかった

仕事を見つけた
欲しいものは何でも
自分で買える様になった
家族以外に頼る人なんて
いっぱいいた


今全て見つめなおして
一番戻りたい場所は

悪友と過ごした
はちゃめちゃで楽しかった
あの頃でもなく

恋人と過ごした
甘く切ない楽園の様な
日々でもなく

贅沢ばかりして
夜遊び買い物旅行なんでも出来た
あの時期でもなくて


家族と過ごした
なんでもない
日常だった

本当になんでもない
退屈で息苦しくて
逃げ出してしまった
あの日常だった

お母さんがいて
お父さんがいて
弟がいて
おばあちゃんがいて
おじいちゃんがいて
そこには私もいて

笑ってたな私

今やっと
思い出したんだ


ごめんなさい


もう忘れたりしないから


「ありがとう」






2008/03/08 (Sat)

[1057] 藁人形
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負け犬の遠吠えは
夜空にさえ響かない

誰の耳にも届かない

それは忘れられた存在

いらない子
生まれてこなけりゃよかったのに
今からでも遅くない
死んでくれればいいのに


どすん釘で突き刺した
負け犬の躯

悲鳴なら響くでしょう
この夜空に

2008/02/26 (Tue)

[1056] 
詩人:ℒisa [投票][編集]

産まれていりゃあ
もう三つ

もう三つ
もう三歳

七五三の年かしら

あれから三年

また同じ事
また同じ夢
まだ同じせりふ

成長しない

あの子と一緒
私も一緒

成長しない

生まれ変わる事もない

あの子と一緒

2008/02/26 (Tue)

[1055] 架け橋
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他人にどうこうしてもらおうなんて
事はもうやめました

結局は他人ですから
無償のものなど
与えてはくれません

自分で作った橋なら
勝手が解かりますから
崩れても溺れたりは
しないでしょう

強要や悪足掻きは
自分を苦しめるだけの武器ですから
怖がらず信じた道だけ進めばいい

なんで?
どうして?
こうして
ああして

こんな言葉は忘れましょ

返ってくる言葉は決まって
耳を塞ぎたくなる様な
ものばかりだから

人を責めても得をしない
責められる方がよっぽど得だ

学んだ事はそんな事

正せるチャンス
明日への架け橋

もらったものはそんなとこ

2008/02/26 (Tue)

[1054] ヒーロー
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一人で考えれば
考えただけ
自分が自分を正当化する

自分は味方だから

真実なんて
見ようとしない

だから現実と矛盾して
苦しいの

自分の世界と
他人の世界が
クラッシュするたび
生まれるの

2008/02/23 (Sat)

[1053] 意味深
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明日消える
“ありがとう”を
言わないで

明日忘れる
“ごめんね”を
言わないで

いつまでも続く
“さよなら”を
言わないで


もっと大事にして欲しいの

全ての物事を

2008/02/21 (Thu)

[1051] ネオン街の女
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億千万のネオンを浴びても
どれひとつ心までは
照らさなかった

酒を飲んでも
忘れられない傷が残った

煙の向こう
笑う顔は
偽物だったから

太陽から逃げる様に
眠りについて

目が覚めるのは
闇の中

2008/01/22 (Tue)

[1048] 空は青 雪は冷たい 全部嘘かもね
詩人:ℒisa [投票][編集]

死にたい人の気持ち
死にたくない人には
解らない

逆も同じ

死にたくない

そんなこと言っても死ぬ

死にたい

そんな事言わなくても死ぬ

「死にたくない」
そう言って変人扱いされる人は居ない

「死にたい」
そう言った途端変人扱い

なんて言おうと
どっちみち死んでしまうのに

何が悪いのか解らないわ

どう生きようと
生きてることに
変わりない
些細な台詞

私は殺される間際に
こう言うわ
「お願いだから殺さないで
死にたくないの!」

心でどんなに
感謝していても
そうやって
叫ぶわ


これだから
全部ばからしく思う

生まれた時に渡された
台本通りにじゃなきゃ
死ぬ事も生きる事も
許されてないんだからね

2008/01/15 (Tue)

[1047] 木があれば猿はのぼる
詩人:ℒisa [投票][編集]

満足なんかした事ない

生きてる限り
欲望は果てない

成功した様に
思えても
そこに居座る人は居ない
また何かを求めるか
維持しようと働く


セックスと同じ

また
したくなる

それが本能だから

良いも悪いもない

当たり前の事

2008/01/15 (Tue)
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