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ℒisaの部屋  〜 新着順表示 〜


[1046] 口紅は薄め ワインは紅く
詩人:ℒisa [投票][編集]

胸が締め付けられる様な
感覚を覚えた

それが恋ではない事を
悟った

私は貴方を何も知らないまま

貴方との甘い時間を夢見た


恋がどんものか知っていた

それとは似ていて
全く違っていた

その人を想うか
その人とのひと時を想うか

違いなんてそんなものだった

ただこの想いは欲望で
恋とは欲望とは
無縁のものだった


「愛してるの」

ほら
簡単に言えてしまう

偽者の言葉が
繋ぐ二人

それはただのきっかけで
なんの意味も持たない前戯

2008/01/15 (Tue)

[1045] 類は友を呼ぶんだってね
詩人:ℒisa [投票][編集]

詩人てのは
赤裸々なようで
秘密主義ね

全く・・・
言葉をそれらしく魅せる事
本当に巧いんだから

知的な様で
無知なのか

無知な用で
悟っているのか

強いふりして
脆いのね

意外じゃないよ

同じだからね




2008/01/11 (Fri)

[1043] 冤罪
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あなたの敵は
そいつじゃない

違うのよ

私はそいつと
寝たんじゃない

復習すべきは
あの男

馬鹿みたいね

2008/01/10 (Thu)

[1042] 石ころと池と蜘蛛の巣
詩人:ℒisa [投票][編集]

たまたま見つけた幸福を

石ころと見間違えた

蹴飛ばして

それは池の中

堕ちて逝った

その事も知らずにいた


たまたま見つけた不幸が

蜘蛛の巣に見えた

私は私を小さな虫だと言った

蜘蛛の巣に絡まった

絡まって抜け出せなかった




幸福は石ころじゃない

不幸は蜘蛛の巣じゃない

私は小さな虫じゃない

抜け出せないのは虫じゃない

絡まってるのは蜘蛛の巣じゃない

2008/01/01 (Tue)

[1041] 隣の芝生
詩人:ℒisa [投票][編集]

たまに
他人の人生がやけに
幸せそうに映って

自分の幸せを
見失いそうになって

その他人が
近ければ近いほど
遥か遠くに感じて
自分が間違った様な気になるのだけど

私の行き着いた場所は此処だった

此処に来る為に
歩いてきたはずだ

例え間違ったと感じても

私が向かう先は
私の居場所であって

他人の居場所じゃないはずだ

青く青く
見せ掛けだけの芝生は
すぐに枯れた

そこに花咲く事は無かった

此処に花は咲くだろうか

行き着く先は
花畑の様に・・・



2008/01/01 (Tue)

[1040] 大人と子供
詩人:ℒisa [投票][編集]

大人を尊敬できない子供が
増えたわけじゃない

子供が尊敬できない大人が
増えただけだ

2007/12/23 (Sun)

[1039] 心の金庫
詩人:ℒisa [投票][編集]

初めて書いた詩は
「心の金庫」という
詩でした

小学校二年生の時
国語の授業で
白い画用紙に書いたものでした

心はとても
深く広く
けれど金庫の様に
中はとても暗くて
誰にも開けられない様に
鍵が閉まっている

だれも知らない
心の金庫

そんな詩でした

それを読んだ先生は
私を一人呼び出して

どうしてこんな詩を書いたか問いました

私はとても悪い事を
してしまった気になって
ただ俯いて口を閉ざし

静かに鍵を閉めました

2007/12/19 (Wed)

[1037] かわいそうだ
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本当に可哀想なのは

あんな姿で
死んでいったあの子じゃない

本当に可哀想なのは
そんなあの子の姿を見て
なんとも想わなかった
お前の方だよ

2007/12/07 (Fri)

[1036] 立て!!
詩人:ℒisa [投票][編集]

自分には何も無い

在るのは絶望と孤独と

深い深い悲しみだけだ

そんな風に嘆いていたね

本当にそれは

正しいのかな


命在る限り

何度コケても

何を失ったとしても

未来だけはまだ残ってる

それを投げ捨てるには

まだ少し早すぎるんじゃない?

2007/12/07 (Fri)

[1035] 溢れる願い
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血が溢れだすだけなら
まだ救われる

涙が溢れること

それが一番悲しいこと

あなたの涙は
もう見たくありません

溢れるあなたの
笑顔が見たい

2007/12/07 (Fri)
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