詩人:ℒisa | [投票][編集] |
どうせまた
見たくもない
メールが来たよ
また
タクシーの運転手に
人生を覗かれた
これ以上
恥かかせないでくれ
着信音は
生命の味か・・
「死にたいと嘆いて
生きた貴女の今日は
昨日生きたいと
願って死んだ者の
明日なんだ」って
そんな事言われても
「あんたに何が
わかるんだい?」
懲りてない証拠に
また生命の味
あんたにだったら
解るよね?
生命の味・・
私たちは独りよ
私たちは一人よ
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もう何もかも
どうでも良いと
この晩に
書きなぐった
死ぬとか
生きるとか
そんな事さえ
アホらしいから
薬も剃刀も
閉まったよ
もう何もかも
どうでも良いから
捨てちまおう
ふざけちまおう
嘲笑っちまおう
踊っちまおうか
笑っちまおうか
もうなんでもいいや
とにかく
幸せ
見せてくれ
神様
あたしに
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鼻から胃に通った管
尿道に突き刺された管
腰に巻かれた縄
なんということ
自由になる為に飲んだ
数十粒の薬が
私をこんなに
不自由な姿にしている
みっともないわ
こんなんで死ねるか
意地悪な看護士と
意地悪な医者が吐くの
「お前は頭がおかしいから
ここからは出せないよ」
抜こうとしても抜けない管
外れない縄
早く出せ!
早く取れ!
私はただ
心の痛みを
ごまかしたかっただけ
頭じゃあない
心だよ
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大学行ってても
馬鹿は馬鹿だなぁ
年寄りに席も
譲れないのか
金持ってても
馬鹿は馬鹿だなぁ
時計なんかに
300万も使うのに
募金の一つも出来ないんだなぁ
見た目が良くても
馬鹿は馬鹿だなぁ
心が汚れてんだよ
洗い流さなきゃ
この星丸ごと
綺麗になぁれ
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ブランドで着飾った表面
中身は傷だらけ
生きる意味なんか
初めから
こじ付けなのに
やっぱり探す
死ぬ時も一緒さ
体の傷は心の弱さ
隠す為の鎧
私は強い
私は強い
私は強い
私は強い
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犬を見ていて
思ったの
餌を食べて
ボールで遊んで
散歩して喜んで
眠くなって寝て
正にその時々を
生きている
なんて利口な生き物なんだろう
後悔もせず
傷付けもせず
ただ正しく今を
生きている
詩人:ℒisa | [投票][編集] |
生暖かい夜の風に
雨降って固まらない土に
星のない空に
タイヤの下の河に
想うんだ
想いましょう
君の事ひとつ
願うんだ
願いましょう
君の事ひとつひとつ
ラジオから流れる曲に
密集したネオンに
窓に残った雨跡に
きっかけは
なんでも良い
理由も
必要無い
ただ
想い
願いましょう
それ以上でも
それ以外でもなくて‥