詩人:ℒisa | [投票][編集] |
機関銃打っ発なすより
百本の薔薇の花束より
一番傷付ける言葉を
知っている
一番喜ばせる言葉を
知っている
そのギリギリの線で
距離と自分を
保ってる
口が裂けても
言葉にして発する事は許さないから
その言葉は
あの人を殺す
口が裂けても
言葉にして発する事は許さないから
その言葉は
私を殺す
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その涙の理由
痛いほど解る様で
全く解らない様な
なんだか複雑
女の子を
泣かせるなんて
しちゃ駄目だって
解ってたのにごめんネ
まさか泣くとは
思わなかったんだよ
本当にバカ!バカ!
私ったらね
でも聞いて‥
どんな時も私は
味方だからね
貴女が例え
間違った事をしても
間違った事を言っても
誰かを傷付けても
私は味方だからね
一緒になって
正しくない事をしたり
一緒になって
誰かを傷付けたりなんて事はしないけどね
もう子供じゃないもん
でも私はいつでも
貴女の味方
貴女が
信じる道を行くなら
貴女が
それを幸せだと思うなら
どんな時も
私は貴女の
味方だからね
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心から
ぶつかり合って
殴り合って
傷付け合って
解り合っていく
ちょこっと痛い
すんごく痛い
お互いに
傷を作って
後で振り返れば
笑い話に
なる様な事でも
解り合うまで‥
解り合えなくても‥
そんな相手が居る事。
何か‥良い。
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枕元に現れた
赤い女は
寝室とリビンクを抜けてキッチンへ
何か怒鳴り散らしながらぐるぐる回っていた
浴室に置かれた黒くて長い女の髪の毛の束
一斉に勢い良く
流れ出した水
風呂場と流し台の蛇口
ソファーでテレビを見ていても
玄関ではずっと
男の声が聞こえていた
疲れきって寝ている私を見下げて
何やら話し込む二人の男
電気を消すと
部屋の隅で棒立ちの男が一点を見つめていた
今でも忘れない
401号室
4階の住人は私だけ
週に一度の金縛り
またあの女の声がする
窓を叩くの
力強くではなく
とても弱くトントントントン
其処は401号室
大通り沿いの窓
内側からの音
目覚めた私の足元に
水死体が二人
声も出さず談笑していた
彼らは
彼女は
私に何を
伝えたかったんだろう
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何を死ぬほど苦しんでるの
誰に命令されて苦しんでるの
閉じ込められた感情は
溢れたがる
誰が其処に
閉じ込めたの
牢獄に鍵をかけたのは自分自身だった
人の心は
広く深く
そして狭く浅い
一人で世界を
変えるなんて
難しいんだよ
でも自分一人で
自分一人を変えるなんてきっともっと
簡単な事だから
出でおいで
死にたい程の牢獄から
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見失ったってのは嘘
失ったから
盲目を装ったの
先に歩き出してしまった君の背中を
一生追うくらいなら
盲目が良い
その背中はもう
こちらを振り返り
微笑んでくれる事さえ二度と無いのだから
この目が光を
覚えていたままでは
貪欲過ぎて酷だもの
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貴方は私を全て
受け入れてくれた
貴方はいつでも
いつまでも
受け入れて
導いてくれると信じていた
包み隠さず全てを
飾る事さえ忘れて
全てを貴方に
私の全てを貴方に
話して聞かせた
そして貴方を失った
そして貴方は消えてしまった
大切な貴方はもう居なくて
ありのままな私は
貴方には重過ぎて
傷付けてしまったんだ
私は自分を責めて
自分を嫌った
甘え過ぎた私は
貴方を失って
強くなろうって決めた
矛盾してても構わない
もう二度と誰も
失わない為なら
だから信じて
もう誰も傷付けないと信じていてよ
それともまた私は
間違えた道を進んで居るんだろうか
もう聞くのも
語るのも怖くなってしまったよ
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君の好きな歌
口遊んで
殴られても
殴られても
立ち上がるよ
少しくらい
我が侭だって良いじゃない
少しくらい
身勝手だって良いじゃない
何も守れないで
何も築けないで
忘れ物に気付かないふりするよりは良いじゃない
君の好きな歌
口遊んで
叩かれても
嫌われても
立ち向かうよ
そうじゃなきゃ
私は私じゃ無くなってしまうから
君の好きな歌
口遊んで
勇気出せ
勇気出せ
もう一度
砕けて散ってもぶつかって行け
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この世界は
不幸に溢れている
なんて哀しい事ばかり起こるでしょう
心が痛むわ
見たくない
聞きたくない
人はなんて残酷なんだろう
この世界は
幸福に溢れている
なんて感動的なんでしょう
世界中全て幸福で
溢れたらどんなに
素敵な事だろう
この世で一番
不幸な事
自分に与えられた幸福に気付かず
嘆き哀しみ生きる事
この世で一番 幸福な事
逃げ出したくなる程
酷な運命を与えられた中でも
幸せを見付け
笑う事の出来る瞬間
どうか全ての命に
幸福を
与えて下されば良いのに
人は公平や平等を
壊してしまう
生き物
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アルコールは
スッ翔んだ
仕方なくまた
今朝と呼ぶべき今夜も
4錠の粒飲んだ
もうすぐ眠りにつくだろう
『永遠に目覚めません様に』と願ってね
これも日常
未来にいくつもの
輝く夢を抱いて
叶う様に祈っているのに
おかしいね
矛盾じゃないの
私はふたり
私はふたり居る
或はさんにん
更によにんごにんと
心がひとつになっちゃくれない
だから大丈夫
独りでも大丈夫
なのにおかしいね
いつも誰かを
求めているの