詩人:ℒisa | [投票][編集] |
どうしてまた
同じ様な事で
凹んでるんだ
単純に、そう
馬鹿だからだ
同じ石ころに躓く
馬鹿だからだ
皆が羨む幸せなんて
糞喰らえだ
そんなもんで喜ぶなんてまるで不幸だ
聖書を読んだ事も無い人に
十戒もどきの説教をされた
私は馬鹿だ
無知とは違う
知っていながら
間違った選択をするからこそ
馬鹿なんだ
そしてネガティブで
まさにポジティブだ
あなたの笑顔ひとつで
すぐにこの心も晴れるだろう
馬鹿みたいに単純だ
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糞まみれな世界へようこそ
踊ってたって
世は変わらない
ゲロまみれな世界へようこそ
アルコールも
ジョイントも試験管も変えちゃくれない
デパスも
ワイパックスも
リストカットも同様
逃げたいなら
立ち向かえ
飛び越えて強くなれ
変わるのはまず自分だ
変えられないと
諦めるのは
後回しにして
チキンだって
認めて変われ
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あなたはわたしの
何を知って
わたしを傍に
置くのだろう
わたしはあなたの
何を知って
あなたの傍に
居るのだろう
大嫌いだったあなたの事をいつの間にか
大好きになりました
軽蔑していたあなたを
今では尊敬しています
口数の少ないあなたの言葉は
ひとつひとつとても貴重で
そして的確で鋭くて
優しくて悲しくて
賢くて憎たらしい
人が人を想う気持は
とても単純で
そして複雑だ
優しさも強さも
賢さも美しさも
富や名誉や幸せさえも
負けず嫌いなわたしが唯一あなたには
何一つ勝てるモノが無いと惚れ込んだ
あなたの事など
何も知らないはずなのに
その事だけは
一瞬で理解した
あなたをわたしのものにする事も
わたしがあなたのものになる事も
わたしがあなたになる事も出来ないならせめて
いつかあなた以上の
人間にわたしはなりたい
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幾つもの
恋詩がありました
あらゆる人々が
綴った恋詩
出逢っては別れ
また出逢った
貴方はいつも
期待以上の幸福を
私に分け与えて下さる
けれど貴方は
涙をくれない
けれど貴方は
怒りをくれない
あの人の様には
私を愛さない
私のものには
決してならない
それでも貴方は
いつも期待以上の幸福を
私に分け与えて下さる
その幸福だけで
私は充分生きて行けます
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知れば知るほど
男は子供で
私はどこまで
馬鹿な大人のフリをすれば良いのだろ
人の感情ほど
脆いものは無い
悲しむなよ
男だろ
泣くんじゃないよ
男だろ
進む先に不幸を
期待して歩いてる馬鹿がどこにいる
誰もがみんな
進む先に幸福を
夢見ているから歩けるんだ
こんなに強く
背中押してやったんだ
立ち止まって
泣いてる暇があるなら
転がってでも前に進め
そしたら
見えるから
あの時ふたりで
見ていた
幸福がそこに
必ずあんたにも
見えるから
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父さん、
父さんの頭は
おかしくなった
父さんは
父さんを辞めて
独裁者になった
父さん、
私の頭は
おかしくなった
痛めつける事が
愛する事だと思った
自分自身の事も
〃愛した〃
父さん、
母さんの頭は
おかしくなった
何も見えないフリをしていた
見えていたよね
母さん
父さん、
みんな頭が
おかしくなった
常識が少しづつズレて逝った
気付かないうちに
みんながそれを
認めずとも諦めていた
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自分の痛みに
他人の痛みに
胸を痛めた
そうしたのは自分
内側も外側も
醜いモンスター
軽蔑や非難の石コロを背中に浴びて
快感すら覚えたの
醜いモンスター
今更 愛を
知ったフリしても
鏡に映る姿は変わらない
必死に逃げても
自分からは逃げられないの
醜いモンスター
人間になりたかったんだ
優しくて
強くて
愛情に溢れた
暖かい人間になりたかった
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言った事を
やらなかった事より
出来ない事を
言った事を
傷付ける言葉を
口にした事より
その後の
『ごめんなさい』が
無かった事を
陰口を言った事より
偽りながら
近付いた事を
悪い事をしてしまった事より
それを正当化する事を
罪だと思う
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夕暮れの放送が
街に流れ
赤とんぼ1匹
ビルの狭間で見つけた
今でも何処か遠く
幻の様に聞こえる
蜩の鳴き声
別れを惜しんで
遊ぶ子供達
『また、あした』の声も変わらない
あの頃と同じ夕暮れ
変わってしまった大人達が
『この街もすっかり
変わってしまったね』なんて言うけれど
あの家の庭に
毎年咲く向日葵も
川を照らす
打ち上げ花火も変わらない
あの頃と同じ
毎年同じ朝
あの公園で流れる
ラジオ体操
毎年同じ静かな夜
風鈴の音だけ
チリンと聴こえた
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他人の事ばかり
考えてしまって
息苦しい
それでも
自分を壊せる程
聞き分けも良くない
貪欲にもなれず
冷酷にもなれず
孤立するのも
深入りするのも
特に好まず
好きにも
嫌いにも成り切れず
人を傷付ける事
人に傷付けられる事
優しくし過ぎる事
優しくされ過ぎる事の
どれも恐れて
息苦しくて
また
他人に成り切り
自身を切り裂く
ここに逃げ込んだら
いけないはずなのに
立ち向かうには
如何せんチキンで
逃げ道はどうも細過ぎる
行き着く先はいつも
同じ場所