詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
夜空がタマンネーから走ってた
想いがトマンネーから走ってた
で、朝日が見たくなった
で、その先もずっと先も
で、ガス欠になるまで走ってた
行き過ぎちゃった?
妄想族だからな…
だって何度も見てーじゃんよ!
あの笑顔は…
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
涙の数だけわかった愛を
言葉に浮かべて乾杯を
ロック・アイスに
クラッシュ・アイス
命の水で溶かしましょう
失恋話はシェイクして
笑い話で召し上がれ
運命なんか飲み干して
ネクスト・オーダーしませんか
お支払いならあなたの詩を
独り酔うのも結構ですが
酔わせてみるのもおつなもの
今夜も何処かで扉が開いて
お越しになるのを待ってます
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
心を定め
技を磨き
体を作る
心を込めて
技を尽くし
全身全霊
いつしか忘れ
いつしか手を抜き
いつしか背を向ける
恋愛は格闘技だった
かかって来い!
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
変幻自在に織り成して
涙の数を減らしたい
笑顔の数を増やしたい
眠れぬ夜を減らしたい
爽やかな朝を増やしたい
それができるなら
この路を何処までも
何処まで歩んでも
人の心の垣根を伝い
家並みも庭の草花も
番犬も眠り猫も
スズメもカラスも
狭苦しい路地裏も
追い込まれた袋小路も
かけがえのない情景
まだ近所しか知らない
あまたの人路くらし路
ときどき迷子になりながら
もっともっとと訪ね歩いて
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
気付いた時にはもう手遅れ
心にしっかり住み着いた君
閉じ込めれば暴れまくるし
放り出しても暴れまくるし
育ち続ける恋愛モンスター
突然ツノが生えてくるんだ
堪らなくなる眠れなくなる
突然トゲが生えてくるんだ
何をしてても刺さって痛い
あの子が欲しいあの子じゃワカラン
誰に相談すればいいのさ
もういいかい まだだよ
隠れてなんかいないのに
君が欲しいよコノユビトマレ
それとも僕がツカマエチャウカ
どうして君じゃなきゃ駄目なんだろう
生きる理由に泣いてしまうよ
いつかホントにモンスター
君のその手で仕留めておくれ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
君はチョコレイト
僕はバラ
追憶のバレンタイン
ふたりの誓約の日は
恋人達も祝う日
愛を確かめたのは間違いだったね
七年目のバラは可愛くて
鉢に挿しただけで
紅く可憐に増えてくれた
歳月に花は減り
歳月に愛は枯れ
トゲは痛みの懺悔に変わる
君が耐え切れなかったのは僕のエゴ
君を許さなかったのも僕のエゴ
今でも記憶を正すように
滲んだ紅い花が咲くんだよ
小さな花がひとつだけ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
男は単純だからさ
そわそわするのさ
顔色は隠せないよ
だってバレンタイン
好きなヒトから
意地でも欲しいよ
男はホントに単純だからさ
情けないほどオロオロさ
大好きだから
君が欲しいよ
顔色は隠さないよ
だってバレタイン
誰にも渡して欲しくない
僕が必ずもらうから
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
この腕に抱くのは限りがある
この足で歩くには限りがある
心を込めてもヒトヒトリ
尽くしきれないことは多い
折々の 心の色を あるがまま 天岩戸も 開くと信じて
傷付けて傷付いて何度も死を選んで
気付かされて今度は詩を選ぶ
生かしも殺しもするならば
生かされたように生きるべきだと
心なれ この心なれ 君となれ 裏切るなかれ 君と心を