詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
寂しさって奴から しつこく迫られて
依頼を請けた 恋を捜した
君を選ぶのに 時間はかからなかったよ
スコープを覗いて 照準を合わせて
たった一度の告白で 決めるために何度も
『君が欲しい』 それを放つだけなのに
震える指先が勝手に語る 君を失いたくないと
スコープを覗いては 照準を合わせて
百も承知の君の急所 仕留められずにいるのさ
大切な君だから 何よりも躊躇うままに
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
胸に響く鐘の音
時を待たず夢の数
彷徨う想いと呼ぶが
何が大切かは知ってる
潰されそうな日々に怯え
伸ばす指先は愛を求め
掴まえる空気にすら温もり感じて
それが生きることなのかって静かに
今を落ちて今を生きて
何度見開いても
今と自分があるから生きる
代役はいない
自分は自分
ただひとつできること
もがく自分の肩を抱き
信じてるからって語りかけ
手を引いて少しずつ歩き続ける
今日も明日も
一緒に
自分の手を離さずに歩き続ける
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
きっと誰もが この空の下
同じ思いに駆られ 同じ涙を流す
闇の中にそっと 自分を隠して
あいまいな夢に にじむ星を数える
吐く息が静かに 黒い空に溶けた
どれだけ吐いたら 夜が明けるのだろう
ひとり 空の下
明日も わたし
きっと誰もが 今ならよくわかる
生まれる前から続く この空の下
何処までも続いて行く この空の下
とても きれいだよ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
君には見えないのか
僕はここにいる
今でも元気に
尻尾を振っている(笑)
君には見えないのか
小指の赤い糸
手繰れば手繰るほど
遠ざかるけど(笑)
何もないまま今まで
過ごして来れたけど
何もないからこの先も
大切に生きて行けそうだ
変わらない
いつでも 君は一番星
変わらない
いつでも それが一番僕
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
時は来た
決行の時
若き将校たちよ
国憂う思いのままに
いざ進め
今夜、国会議事堂へ・・・
大量の豆を撒き散らせ!!
鬼は外!
福は内!
鬼は外!
福は内!
人の上に立つなら
マメに働け烏合の衆
今を生きるのは
本当にしんどいんだ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
あれこれ思い悩んでても
さからえないんだよ恋心・・・
あきらめきれないよ僕は
さっきから電話を睨んで・・・
あれこれ考えたセリフを
さらりと伝えられればな・・・
あめあがりの空とは逆に
さっぱりできないままだ・・・
ああ夜が明けた
さあどうする僕
ああああああああ
さあさあさあさあ
あいたいよいたいよ君と だから
さそい出したいんだ君を なのに
あきれるくらいに弱虫で だめさ
さそいたいのにのにのに ・・・
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
僕にできることはあるかい?
かかわるべきか かかわらざるべきか
とても悩んでしまった
僕のせいなのだとも思った
すべてがもう手遅れだから
僕は何もできないでいる
もし死んでくれと言われても
僕は叶えてしまうよ
誰よりも君の言葉だから
でも少し時間をかけて
このまま苦しみ抜いて
寿命を迎えることを約束する
生きることと
死ぬことを
君に約束する
愛情に変わりはないんだ
でも
歪んでて ごめんね
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
僕を知りたいのなら
それとも僕を
知っているのなら
黙っていないで
詩い散らかした部屋だけど
いつでもおいでよ
絡んでよ
いっぱい絡まってよ
たくさんの想いと
たくさんの言葉
絡まりながら
なんでも編めちゃうような
でっかい毛糸玉つくろう
はじまりは必ず
君との
赤い糸から
終わりは必ず
それぞれの
しあわせを編んで