詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
闇が何もかも飲み込んでしまう
本当にそうなら
誰も不幸になんかならなくて済む
吐き出した想い
置き去りの何か
僕は闇を帰りながら
その何かに躓くたびに
手を合わせて
帰る場所など
無縁の何かたち
光さえあれば
二度と産まれずに済むのに
白日は避けられ続ける
この世の元素にすり替わる
置き去りの何か
時とともに
時をかけて
明かす役目は自分自身
行く手を塞ぐ
闇を超えて
光にさらして
眩しさこらえて
祈らずにはいられない
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謝っても謝り足りない。感謝も尽きない。
未練は果てしなく、君を想う気持ちは微塵も揺るがない。
しかし、サラバだ。
はっきり言ってもらってよかった。
僕は僕のまま君を好きでいるけれど、もうすれ違うこともない。
すまなかった。
お元気で、僕の愛するアフロディーテ…
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これでいいなんて誰にも言い切れない。
何も始まっちゃいない。
何も終わっていない。
そして誰にもわからない。
どこにいるんだろう。
どこに行くんだろう。
ベッドで本を読む。
最初の数ページで眠りに落ちる。
そのうちどうでもよくなる。
何の本でも。
どんな本でも。
タイトルすら知らない。
知りたくもない。
ここに誰かいるよ。
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最後だなんて言うんじゃない
優しさなんて呼んでほしくない
約束なんて何の話だ
だって未来なんか知らないもの
君も僕もただの臆病者
会えないだけさ
だから時間が流れていくんだ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
莫迦な俺でもひとつ大人になり
君も綺麗になるだろう
そうしたら
春が来るんじゃないのかな
君が見る夕日は
俺だって見ている
時間なんて流れていけばいいじゃないか
もう少し笑えるようになるまで
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苦しいから
少しずつお泣き
夜空を見上げて
ひとつずつ
星の数だけ泣こう
確かめながら
少しずつ笑おう
夜空を見上げて
ひとつずつ
星の数だけ笑おう
ゆっくりとね
泣き腫らした目でもいい
ぎこちない笑顔でもいい
震える足取りでも大丈夫
歩んだ先には
必ず待っている光がある
ゆっくりでいいんだよ
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心のケージにたくさんのヒナが生まれて
僕いっぱいに育ったらまた大空に放つよ
でもそれは暴れだすからじゃない
きっと一直線に飛んでいくさ 君にね
その時まで元気でな
今はそう
臆病のままでもいいさ
一度飛び立ってしまえば
戻るのも墜ちるのも怖いんだ
今は風に翼をまかせて
そうだろ?
MY WORD BIRDS ☆