詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
ぎゅっ!
握り締めた蕾には
希望の色を秘めて
青春謳歌
咲くぞ咲くぞと
体中に漲らせて
桜花絢爛
時来たれりと
競い咲き乱れる
満開の姿は
真の春の到来を明かし
すべてが花となる
一枚の花びらに
想い重ねて愛しみ
一面の花景色に
人生の逡巡を愛しみ
皆息をのみ見上げ
澱みをすべて洗い流す
舞い踊る花吹雪に
降り積もる足元に
やがて輝き渡る若葉に
小さくとも堅固な結実に
喜びを重ねて愛しむ
定め来る孤高の冬を
ただ静かに鍛え
悟りをもって
巡り来る春を待った
必ずの春を
誰よりも信じ抜いて
ゆえに今
全身を奮わせて咲き薫る
さあ!
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
大好きなキミがいたから
だからだよ
今でも
とてつもなく大きな
大切な存在さ
いないままに
思い出は続いているよ
いつだって
登場していいんだよ
キミの場所は
いつだってちゃんとあるんだ
今も
キミが詩っている場所が
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
久しぶりにテレビを見た
さようならモッブス
旅路の果てでまた旅立つ姿
僕も心の中に傘を差した
さようなら熱中時代
校長先生どうぞ安らかに
慈愛の眼差し忘れません
被災地の皆様へ
お見舞い申し上げます
安息と復興を祈ります
あぁ闇の時代だな
毎日が事件なんだ
罪人よ己の人生の喪に服せ
あぁそうだ僕もか
カゴの鳥はつかの間の自由で
鳴けずに泣くのか
諦めずにちゃんと羽を休めろ
また大空を飛べるさ
クレージーキャッツ
もう暴れることはないんだ
勲章を貰った無責任男
大好きだった
今から偲んで
ちょいと一杯やるからさ
ブワァ〜ッとね
酔酔酔っとね
親父も逝ったばかりだ
賑やかにやってくれるといいな
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
燻るものか
静かに燃えているのさ
酸素のある限り
いつでも燃えているのさ
消えてたまるか
笑えない現実こそ焼失させてやる
どんな条件だろうと
君と MIX UP
完全燃焼しなきゃね
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
背中を押してくれてありがとう。
霊前の好物の山眺めては後悔の山胸にそびえ立つ
泣くまいと臨みし謝辞で込上げた嗚咽落涙親子の証か
父の背の記憶に今を書き加えまた遠くなる姿見送り
身勝手な父と愚息の泥試合ジャッジが指した青空の果て
父の骨腕に抱いてあやすよに眠れ眠れと独り呟き
穏やかな日が少なくて
顔を出せないけど
僕は書き続けているよ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
父のために
5日間だけ開いた
僕のおもちゃ箱
黒い涙
白い煙
蒼い夢
紅い夜
ごめんなさいと
ありがとうと
さよならをしまって
再びの眠りの鍵
次に開く時は
君と桜が見れたらな
来年でも再来年でもいい
同じ時間を過ごしていられますように
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
友達自慢
胸を張って自慢した
君が分かっていてくれる
それだけで
乗り越えられた日々がある
そう思っていたのは
僕だけだったのかな
もうよく分からない
君に嫌われた
さよなら
ありがとう
簡単さ
君が要らないと
そう言ったのだから
ありがとう
おやすみ