詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
擦れ違う
時の流れが見えるようになると
漠然とした
生まれ続ける何かに埋め尽くされる
言葉に置き換えれば
孤独 だったり
自由 だったり
立っている場所の
バランスに左右されてしまう
上も下も
右や左も違う
君か 僕なんだ
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いいなで始まるもんだ
感化する
傾倒する
適応する
好きであり
好きであるために
だって好きなんだもん
脳は発達の末に
究極の進化を遂げて専用脳になる
文学を求める文学脳
音楽を求める音楽脳
今の僕は君を求めるが故の専脳
君のことだけを考え続ける愛脳
YOU KNOW?
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現実を悲観し
幸せの言葉を求めて
詩人は漂流を続ける
小さな板は
何処に辿り着くのだろう
この大きな心の海で
飢えと渇きに襲われながら
自分を見失わぬように
一点の星を頼りに
今日もまた
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流れるまま
雨の雫
思い出を濡らして
カップの縁
あまく噛んで
ぼんやり眺めてる
視線の先
あなたが居る
かたちを覚えてる
振り向きたい
振り向かない
カップの花模様
一枚ずつ
うらなうの
ミルクで溶かして
決めたことよ
あれは幻
少しだけ笑う
カップの縁
噛んだままで
ぼんやり過ごしてる
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狂おしい春を
胸に吸い込んで
向う見ずな想いを
強く吐き出した
ひと時の別れと
頑なに信じて
願い続けるのは
君がいる人生
触れずとも
通わずとも
願い続けるのは
君がいる人生
眼差しの先に
いつも笑顔でいて
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おっさんにセンチは似合わないか
ロマンシング・ヤードを気取っても
メートルが上がるだけ…なんてね
派手な夜空に更なる贅沢を
ぶらりと海まで行ってきたよ
坂本九なんて口ずさんで
願いをかけたい時ほど
星は瞬きの間に何処かに流れる
そしてそんな時ほどコンビニが優しい
口笛の代わりに小瓶を吹いて
やっぱりぶらりと家に帰るよ
零れないように上を向いて
夜空に見つけた君のイニシャルは
行きも帰りも君のイニシャルだった
例えばこんなことが切なくも嬉しく
まるで気持ちを量るように
ひしゃく星が疑問符で輝いている
好きだから…俺は大丈夫だよ