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山崎 登重雄 の部屋  〜 新着順表示 〜


[274] 深: 再び
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

濡れた靴は歩きにくいと

スニーカーを蹴り上げる

アシタテンキニナレ

もう片方も

晴れるだろうか

歩き出せるだろうか

今踏み締める

冷たさと痛み

まだ君が微笑んでくれると

もう一度

2009/12/10 (Thu)

[273] 言霊の深:さてね
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


好きなのかな きみのこと
愛してるかな きみのこと

選んで なくてはならない
距離 早く慣れなくちゃ

きみを想う気持ちに 今夜も降りてくる不安に
綴り続ける自己暗示と 啓示と 告発を 

冷静にかき混ぜても残るカップの底 甘さはくどく
余分な何か その何かだけがいつも溶け残って

分かってるならもっと砕けようがあるのに

バス停にはすでにたくさんの僕が並ぶ
乗り切れるかな 次のバスまで待つのかな

来ないバスを待つって愚かかな
あれからきみ行きは通らないけどまた並ぶ

自分にしか停留所がない皮肉
待ってないで行こうかなって思うけど

さてね

2009/12/10 (Thu)

[272] 言霊の深:喜びも哀しみも幾歳月
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


喜びも哀しみも幾歳月
まだ半年しか… もう三ヶ月も経った…

喜びも哀しみも幾歳月
まだ三ヶ月しか… これからずっと…

喜びも哀しみも幾歳月
もうじき40… 色々あったな…

喜びも哀しみも幾歳月
もうじき40だし… 色々あるんだよ…

喜びも哀しみも幾歳月
忘れるんだ… 忘れたくないから…

喜びも哀しみも幾歳月
忘れるんじゃない… 忘れてしまうから…

喜びも哀しみも幾歳月 …

 … 

一緒に過ごしたいよ…

2009/12/10 (Thu)

[271] 言霊の深:ロスト
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吐く息だけなら辛気臭いため息で
だから大きな深呼吸のフリで

大人なのに大人ぶってたらダメじゃんね
躊躇って強がって本当はガキんちょ

先人は水面に映る肉が欲しくて肉を失う
俺は夢中になりすぎて君を腐らせた

野良は野良らしくハナから食っちまえば
そういう話しだったような気もしてきた

冷たいオリに押し込まれて処分される時
誰だか判らないままダミーの味と香りで

偽者じゃ満たされないのに偽善と欺瞞と
安らげない安らぎに永遠に眠らされたら

吐く息だけなら辛気臭いただのため息で
だから出来るだけ大きな深呼吸のフリで

2009/12/10 (Thu)

[270] 言霊の深:熱量
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


ダイエットしなきゃね
僕の中にまた増えてきた君を眺めて

人生の上に乗るたびに爪先立ち
片足を上げて悪あがき

朝はコレだけ
昼は我慢して
夜は良く噛んで

電話 メール トピックス
スィートでビターな誘惑

ナンダカンダあげくのリバウンド
こんなに激しく消費してるのに

カロリー計算なんて それこそ誤算
着実に増やされるのは何でだ 何でなんだ

適度な運動と水分
良質な睡眠とビタミンに繊維質
ハートの基礎代謝をあげて

負けないよ 負けたくはないよ
ダイエット頑張るぞ

バランスに気をつけて綱渡りする生活

君を我慢しなきゃ

2009/12/07 (Mon)

[269] 言霊の深:抜粋
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


多感すぎて泣いた10代の日々
熱血すぎて泣いた20代の日々
鈍感すぎて泣いた30代の日々

どうだろう じきに40代の幕が開く

敏感でありたい
果敢でありたい
精悍でありたい

一瞬でも
君がいるひとコマでいい

人生まるまる記憶に残したら
我ながらウンザリだからな

愛しい日々だけ 残すのさ

2009/12/07 (Mon)

[268] 言霊の深:酔いどれ
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


朝は帆船を沈めてやった

白い馬なら駆け抜けてった

七面鳥は胃袋の中

誰かロングジョンを呼んでくれ

憂鬱な月曜が何度来ようが

ジャックもパー爺さんも友達さ

陽気な奴らは古い森の中

俺はKと転がりながら笑う

四本のバラを小粋に挿したら

どうせ明日へオーバーハングさ

2009/12/07 (Mon)

[267] 言霊の深:おかたづけ
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


ほら、ちゃんと片付けなさい!
昔からよく言われてた

いまだに片付かない
たくさんの彼女の思い出
どこを切っても金太郎飴

君がイッパイ詰まっている僕と
僕の暮らす毎日の中で
君を片付けることが出来なくて

詩を綴りながら
ドライアイで目薬を手に取る

怖がる君に膝枕してあげて
大丈夫・大丈夫と宥めては
目薬を点してあげたっけ

思い出すとほら 使わずに済むんだ
空っぽの目薬 いまだに置いてある

片付かない理由がちゃんとある

こんな毎日が転がってて
こんな毎日が片付かない

片付いちゃった君と
片付かない僕の毎日

2009/12/06 (Sun)

[266] 言霊の深:断片
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


構成しているのは記憶の断片
都合良く美化した ド派手にヤラれた
記憶の断片

すべてを受け容れちまったら俺は確実に
ブッ壊れちまうよ

雨上がりのアスファルトの色は濃く

今夜の闇はいつもより深いのさ

2009/12/06 (Sun)

[265] 言霊の深:はじめまして
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はじめまして。
はじめますか?

涙れ星です。
なだれぼしです。

詩人です。
たぶん。

前は死人でした。
ほんと。

愛しい人に出逢いました。
悲しむ人を生みました。

哀しくて泣いています。
愛しくて泣いています。

だから毎夜の涙れ星。
涙の筋を綴ります。

僕は詩人になりました。

2009/12/06 (Sun)
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