詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
青い青い
そこぬけに青いの
青いソラ
どうして?
ぼんやりぼんやり
眺めていたら
青いソラに溶かされちゃったの
どうして?
ぽっかりぽっかり
青いソラの中から
ずっとあなたを眺めているの
ブルーなのかな ぶるーなのかな
かくして?
でもね
あなたが見上げた青いソラに
朱い小さなにじみがあったなら
空になっちゃう前に
さがして?
泣いてる私の はーと
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
ないた ないた
かれの むねで
おもいきり しがみついて
おおごえで ないた
はやおきして にじかんも
めいく しちゃったのに
ないたから ぜんぶ
なみだで とけちゃったぢゃん
かれのむねに くしゃくしゃに
わたしのかお ぷりんとして
きえないんだから ずっと
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
根堀り葉堀り剥がされて
俺はかなり露出済みだ
彼女は
情報をカードに託して占いに興じる
未来が見えたら詰まんないよ
見えた未来に振り回されたら疲れちゃうよ
それよりお散歩行こうよ
彼女は耳を貸さず
千手観音よろしくシャバシャバとカードを切る
悩むといい女が台無しだってば
俺より早くオババになってもしらないぜ
しあわせでも
ヨッパの苦労婆ァなんて
俺は絶対ヤダからね
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
沸いたよ。
コーヒー?
それとも紅茶?
おなかすいたなら。
赤いのか緑のがあるから言ってね。
沸いたよ。
先に汗流してきなよ。
サッパリしておいでよ。
一緒でもいいけど。
沸いたよ。
熱いからヤケドしないでね。
触っちゃったから先に教えてあげる。
好きだよ。
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
@未熟なリリカルと完熟のシニカル
@翻弄されながら互いのリアルタイム
@君とささやかに支え合い
@巻き返しをはかって立ち向かう毎日
@人生に疲れたなんて口癖
@苦笑いしながら今夜も彼女のブログ
@心拍数を正確に刻んで
@群雲のようにわき上がる不安
@ありとあらゆるシンドロームに罹患
@心は千々に乱れ
@起こり続けるドラマ
@かたくなに拒み続けたのは
@決して教わることのない明日
@遠のいていくのか通り過ぎていくのか
@誰にも見せたことなんかない
@凍えていくのがハッキリとわかる
@決して報われない明日を過ごすとしても
@君へ愛の軌跡
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
抱え込んじまって持て余してる訳じゃない
拡がらない縮まらないタイムラグ
おんぶしようか 抱っこしようか
小刻みにゆらゆらして
子守唄であやしながら目を細めては
止まらない戻らないタイムラグ
リアルタイムで進化の過程を魅せ付けられて
残酷なほど君が必要
ボタンひとつで済まされて
ナンバリングし吐き出された目的地
額面通りのライフスタイルに
綺麗に胸の前で十字を切って時間軸のクロスオーバー
深刻なタイムラグ
すべてを雄弁に物語りながら
君と僕の未来は視線をそらした
次にすれ違う駅は何処なんだ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
わたしの子宮が進化する
もう子供じゃないの
好きな人を見分ける
あなただけを包みたい
大切な人と愛を育み
大切な結晶を育み
もう契約は果したわ
だから進化するわたし
あなたは何も言わず
わたしの前にひれ伏して
わたしの子宮に飲まれなさい
あなただけを包んであげるわ
毎日あなただけを飲み込んで
未来を産み続けてあげる
わたしの意志で進化するの
素敵でしょ そそるでしょ
お帰りなさいあなた
さぁ すべてを脱いで
最後の一滴まで吐き出しなさい
ばら色の明日を産んであげるわ
わたしの意思で進化するのよ ウフフ
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
…愛する沖縄に捧ぐ
日出国の島々 南の宝土
深き悲しみの歴史 愛し小島
蒼き空 熱き風
蒼き海 熱き血涙
離宮 琉球 十字架の楽園
父たちは 父たちは
悔し涙で緑に染めた
母たちは 母たちは
悲し涙で緑に染めた
命のいっぱい染みこんだ
乾いた土を涙で肥やし
誰もが憩う宝土に変えた
子供らよ 子供らよ
彼の父母たちのせなに聴き
彼の父母たちのせなに触れ
彼の父母たちのせなを踏み
未来永劫忘るるな
この楽園の美しさ
人の誠の誉れなり
君らがやがて父母と
そして子らへと伝え行く
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
存在を確認する。
状況を確認する。
健在だ。
才能だ。
素敵だ。
いるかな?
書いたかな?
レスあるかな?
どうしたんだろう?
元気なのかな?
会えて嬉しい。
もっと知りたい。
逢いたい。
プロセスが導くのは、
こんな恋だろう。
本当に恋ならね。
案外あてにならんよ。
情報戦略。
刷り込まれた記憶に感情は支配され。
泣かないように。
泣かせないように。
自分をどこまで見せているんだ。
お互い様を成立させろ。
愛ならね。愛ならね。
詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
好きになった時から
好きでいることの重圧にたえる
決して イコール じゃない
たくさんの矛盾に邪魔をされながら
好きでいる毎日が
好きで居続ける責任に変わる
決して 等しくない バランス
たくさんの感情に邪魔をされながら
いつしか 好きなのに や
なぜ や どうして とか
お呼びじゃない言葉が 混じる
ただの紛らわしさにうんざりしながら
答えは最初の1ページ
あなたを好きなわたし
たった一行がすべてだったのに
たくさんの あなたと
たくさんの わたしが
いつか憎み合うなんて 皮肉だわ