詩人:山崎 登重雄 | [投票][編集] |
どろどろに
ぼろぼろに
さまよい歩く 果てしない 家路
たどり着けるかは
死と隣り合わせの 賭け
手を伸ばせば届くのかもしれない
触れることも
口づけを交わすことも
あの花を見つけてしまったら
誰もがギャンブラーになる
神も悪魔も 泣いて祝福を懇願するだろう
あの花を見つけてしまった瞬間から
俺のハートは 火がついたように泣いている
老いた乳呑児を笑うがいい
全身を震わせてしがみつくように口に含む
満たされてそのまま眠るまで 乳を求める
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