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山崎 登重雄 の部屋


[183] 短歌集_放心_@葛藤編 番外
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


生きるしか できない時は 生きてゆく もうこれまでと 思う日も生き

僕はただ ただ毎日を 生きていた ただそれだけが 僕の証か

そしてまた やっちゃいました 馬鹿だから いつもここから だけどこれまで!

負けるかと 朝な夕なに 祈りては 毎日皆に ついて行くだけ

今日もまた 生きた 勝ったと思っても 世人の目には 痩せた負け犬

いつだって 言葉の色は 励ましの 染めて染まりて 友共々に

顔栄えの 色褪せてゆく 憂う時 ウソじゃないんだ どんな言葉も

言の葉の ただ舞い散るか 青き春 我よりすべて 尊し人々

情けなや 一度は我も 放ちたや 今が刻ぞと 雄々しく叫びを

愚かなリ ただ愚かなリ 愚かなリ 解してまた成す 真の馬鹿です

40歳前 今何するぞ かく我は まだ尻青き ハナすする小僧

酔いどれて 朝と夕とに 陽を見つむ 区別のつかぬ 刻告げぬ鶏

刻告げぬ 無用の鶏と 我を知る もうケッコーと 世人笑いて

絞められて ただの肉塊 無用鶏 喰えれば滋養も あると笑いて

羽ばたけど もろく地に落ち ただ涙 されば叫べど 誰も聞こえず

2009/11/14 (Sat)

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