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山崎 登重雄 の部屋


[240] 精読詩A 時に流れる砂の城
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


恋愛ってこんなイメージ
崩れちゃうかも 崩されちゃうかも

わざと崩すかも

感情のループに押し流されてさ
いくつになってもさ
呆れるくらいの恋をしてさ

泣いて 笑って

息つく間もなく愛が溢れてさ

あとほら縁日みたいで
楽しさに隠れた切なさが残ったりさ

もうほら好きで好きで大好きで
あのヒトを思う言葉を書き集めて

どんな小さな幸せさえも掻き集めて

でもさ 掃き集めた落ち葉みたいに
集めても集めても かぜが吹くとさ

ねぇねぇ…
にぎりしめた砂の…
この粒があなたで…
この粒がわたし…

零れ落ちたら… どこにいるか判る?

堕ちていく 時間の中に 溶けていく ねぇ恋ってさ 砂時計だね

2009/11/30 (Mon)

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