詩人:山崎 登重雄 | [投票][得票][編集] |
凍える神のいる季節 赤い果実の物語
挑みし騎士のその目には 柵も果実も見えませぬ
真の愛も宝珠の智慧も 言葉に詠むは容易き術
かつて耳にし古は 女神の悲恋の物語
虹を紡いでいた時に 名も無き騎士に恋をした
虹の一色ほほを染め 赤い果実になったとか
嘆く神々は騎士の身を 数多の御名に散りばめた
赤い果実が熟す時 きっと愛しき騎士のため
御名を集めて寄り添いて 成就を願い詩うのか
我が身に届いたこの詩も 女神の願い騎士の夢
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