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山崎 登重雄 の部屋


[314] 深: 人生双六
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]


狙って振った采の目も
止まった駒の鼻唄次第

往きつ戻りつ振り続け
挙げ句休んでまた進む

振って振って振り続け
何度振り出し戻ったか

勝った悦び数える度に
悔し涙はその数知れず

恨み辛みと聴こえしも
強ちそうとは限らない

やっと分かった双六の
人生さながら盆の舞い

誰より振った采の目で
拝めぬ眺めも味わった

振り出してこそ人生と
腹が決まれば話は早い

心底仰いだお天道様が
照らす明日に歩み出す

2009/12/16 (Wed)

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