流れるまま雨の雫思い出を濡らしてカップの縁あまく噛んでぼんやり眺めてる視線の先あなたが居るかたちを覚えてる振り向きたい振り向かないカップの花模様一枚ずつうらなうのミルクで溶かして決めたことよあれは幻少しだけ笑うカップの縁噛んだままでぼんやり過ごしてる
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