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山崎 登重雄 の部屋


[357] 深: ennui
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]

流れるまま
雨の雫
思い出を濡らして

カップの縁
あまく噛んで
ぼんやり眺めてる

視線の先
あなたが居る
かたちを覚えてる

振り向きたい
振り向かない
カップの花模様

一枚ずつ
うらなうの
ミルクで溶かして

決めたことよ
あれは幻
少しだけ笑う

カップの縁
噛んだままで
ぼんやり過ごしてる

2010/04/02 (Fri)

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