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山崎 登重雄 の部屋


[366] おててつないで
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]

おとこの 恋は

黙って靴底すり減らす

地味な 恋さ


おんなの 恋は

ヒールの高さを上げて行く

無邪気な 恋さ


ずれている 歩幅

あいまいな 足跡

ゆっくりと 馴染ませて


歩き疲れたら

どちらかが しゃがみ込んで

脱ぎ捨てる


わかってるんだ

そんなこと

だから 手を繋いでいよう

2010/04/14 (Wed)

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