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山崎 登重雄 の部屋


[422] 白日
詩人:山崎 登重雄 [投票][得票][編集]


闇が何もかも飲み込んでしまう

本当にそうなら

誰も不幸になんかならなくて済む


吐き出した想い

置き去りの何か


僕は闇を帰りながら

その何かに躓くたびに

手を合わせて


帰る場所など

無縁の何かたち


光さえあれば

二度と産まれずに済むのに

白日は避けられ続ける


この世の元素にすり替わる

置き去りの何か


時とともに

時をかけて

明かす役目は自分自身


行く手を塞ぐ

闇を超えて


光にさらして

眩しさこらえて

祈らずにはいられない

2010/06/26 (Sat)

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