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山崎 登重雄 の部屋


[71] 火の手
詩人:山崎 登重雄 [投票][編集]


日常を打ち壊す災害

夜明け前の静寂を破る火の手

たちまちに噴き上がる炎と煙

雨上がりだった

風が止んでいた

護られていると感謝する

近代消防を信じて待つだけの

凍える数時間

黒煙が白くなった

火の手を払う

人の手がそこにあった

2009/11/03 (Tue)

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