ホーム > 詩人の部屋 > 魅依の部屋 > 傷

魅依の部屋


[30] 
詩人:魅依 [投票][編集]


この世界に
居たくないと
腕に手首に太股に
何度も何度も
傷をつくりました
この世界に僕は
必要ないのだ、と
何度も痂の上から
手首に新しい傷を
つくりました。
薬を沢山飲み
ぶっ倒れて昏睡状態
にもなりました
私は私は
自由になりたい、
けれど
この世界から
消えても自由では
ないかもしれません
ならば
自由になれなくても
別にいい

ただ、ただ、

もう、世界からは
逃げ出したいのです

2009/03/26 (Thu)

前頁] [魅依の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -