詩人:善田 真琴 | [投票][編集] |
ゴツゴツした
いかつい風貌に苦い味。
これなら誰にも
好かれず、
敵も近付いては来るまい。
ところが、
読みだけが甘かった苦瓜。
ほろ苦く
見た目いかつく
武装した
けれど外れた
ゴーヤーの戦略
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コメントも
作品のうち
力量が
試されている
詩人というなら
いただきます
ごちそうさまは
当たり前
知りたいことは
料理の感想
やや辛い
これは甘過ぎ
耳が痛い
けれど料理の
腕は研ける
コメントを
読むのも大好き
「一票」の
連投見れば
心淋しく
丹精を
込めて作って
継ぎ足して
削って練った
挙げ句が「一票」?
胸内に
溢れる想い
伝えかね
黙って立ち去る
人も貴し
言の葉を
紡ぐ努力を
惜しむなら
直に痩せゆく
詩人の魂
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月舟で
雲の白波
掻き分けて
星の漁り火
灯し参らむ
(善田拝)
うちかへす
波間にうつる
月の影
いづらへ迷ふ
夜の漁り火
(光源氏殿)
みをつくし
波間を往けど
月影に
いづらと読めぬ
黄泉の旅路は
(善田拝)
【脚注】
澪標(みをつくし)は
舟に水路を知らせるため
水中に立てた杭。
「身を尽し」に掛かる。
「読み」と「黄泉」が
掛詞。
「いづら」は「いづち」
・「いづこ」と同じく
「どこ、どちら」の意。
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あやなせぬ
あだしごころは
あさがほの
あかときつゆに
あけてぞとけむ
ひらがなで
やさしくばかと
いはれたし
こひじぬかるむ
あめあがるそら
いかめしく
かたもこころも
しかくばる
へんにつくりし
かんじなのかな