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WHFFL OF FORTUNEの部屋


[7] 母へ
詩人:WHFFL OF FORTUNE [投票][編集]

 
貴方の理想の子供になれなくてごめんなさい
いつまでも心配かける子供でごめんなさい
 
信用してるからね
 
とあれほど言われたのに
今は
 
もぅいない子だと思うから
 
なんて言わせてごめんなさい
いつまでたっても心配ばかりかけてるね
心配かけまいと嘘をついてたのに
全部知られてしまってたのね
 
昔から叱られるのが恐かったよ。責められるのが恐かったよ。軽蔑されるのが恐かったよ。
 
貴方をもぅ何年も『お母さん』なんて呼んでないけど
やっぱり帰る場所は貴方しかないみたい
 
一番できの悪い娘だね
 
 
何度喧嘩しても
何度縁を切っても
やっぱり
あたしは貴方の子供みたい
 
ねぇ
貴方はあたしを疎んでない?
あたしを生んで後悔してない?
 
何度死のうとしたか
何度貴方に殺してと言ったか…
何度貴方に死にたいと洩らしたか
 
 
死にたければ勝手に死ね
と言われた日をまだ覚えてるよ
 
 
ねぇ お母さん
もうしばらくは
貴方の娘でいさせてください
 
やっぱり相性悪いけど
貴方の娘でこれからも生きていきたいよ
 
居てあたり前の存在だったけど
あらためて思うよ
貴方のもとに生まれてよかった
 
一生手のかかる娘かもしれないけど
それは貴方に似てるのよ
 
いつか
貴方と一人前の人間として話してもらえるように
あたしは生きるから

2006/07/01 (Sat)

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