詩人:MARE | [投票][編集] |
角のすり減ったおもちゃ
家の隅で
お父さんのタンスの中
大人の香り
月も太陽も
上がったり下がったりで忙しい
パジャマを着るから
上を向いたまま
夜をはがしたい
ひとり僕を見つけた君の顔は
見たことないくらい穏やかでした
捕まえたトンボをそっと そっと
君に見せたかっただけ
泥だらけの靴に
また泥を付けて
お兄ちゃんの自転車
風をつくるよ
月も太陽も
上がったり下がったりで忙しい
今は遊んでいたいから
上を向いたまま
夜をはがしたい
澄んだ水たまり
今日もすぐに濁ったけれど
星が踊ってる