MAREの部屋
[49] Boy under streetlight
電車の音がなびいて
夕焼けはみんなの帰りを
優しく迎え入れる
そこで泣いている少年は
何か訴える目で僕を見る
せわしく流れる大人の横で
何か訴える目でそこに立つ
少年の声に耳を傾けて
それは大人の罵声よりも
正しい意味を持つ
気づくべきことが
気づかない大人に
少年は訴える
少年は僕を見る
少年は僕を見る
今にもつきそうな街灯は
少年を照らすだろう
2005/09/27 (Tue)
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