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MAREの部屋


[94] 古い石垣の上
詩人:MARE [投票][得票][編集]

雲が夕日を象り

緩い風は溜め息を

連れていった


答えがでない

落書きだけが残って

メッセージは伝わらず

時間は過ぎ行く

君が答えの先に

いるのか

石垣の端に

増える落書き



夕日が山を象り

刺す風は涙を

吹き飛ばした


自分をかばった

答えばかりが見えて

冷めた空気撒き散らした

君を浮かべて

痛いほどに笑えれば

言えるのか

石垣の端に

寝そべる影





石垣に交じる夕日

寂しくも暖かく

懐かしさを

待ち侘びている

2006/05/16 (Tue)

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