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MAREの部屋


[95] 挙動
詩人:MARE [投票][編集]

電車に揺られて
寄り掛かる場所は
堅い手摺りか
君の背中
迷わず手摺りに
寄り掛かるけど
君は気付いてた

昼間の人込みは
少なくなって
君との距離が
鮮明になって
余計に遠く感じた

静かに

揺れる 揺れる


あの人はどこへ
あの人はどこから

君に思うのは
ただ



近づきたい




寄り掛かったら
どこかへ行くやも
目線が合ったら
どこかへ行くやも

君を追う視線が
恥ずかしくて
堅い手摺りを
眺め続けた

君の横顔に
流し見る僕の視線は
新宿への波に
溶け込んだ

2006/04/07 (Fri)

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