詩人:まろふに | [投票][編集] |
一昨日から降り続いてると知っていたけど 今の僕には傘もない
雨宿り立ち寄ったコンビニの店員のあの子可愛いけれど
冷たく濡れた僕の心までレンジでチンして温めてくれるわけじゃない
タバコもすっかりしけってしまい ライターをまたポケットにねじ込む
まだ雨は止まずに 何もかもにしみこんでいくのに
どうしてだろう 君の心へ この想いも沁みていけばいいのに
遠くかすむ歩道橋 雨に白く縁取られた人影 君に似ている
まだ雨は止まない 西の空少し明るさが増しても
今はしょげて垂れた頭を撫でてくれる 雨だけが優しい
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僕が生きている時間の全てを 君のためだけに費やしてみたくなる
食べること 眠ること 息をすること 何もかもやめて君と一緒に
右を見ても左を見ても 何かが手招きしてる 首根っこつかんでくる
「こっちへおいで ヤルことは山積みだ」そう呼びつける
途切れがちな電話 三日おきのデート そんな不自由にしかめツラ
互いがそれぞれ生きている時間を ひたすら二人のために費やしたいと思うんだ
もうずいぶん永いこと そう望み続けて来た
ただ ただ流れていくだけの時間を全て 本当に二人のためにとっておきたい
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知らなきゃよかった アナタのキスは大安売り
ステキな笑顔も ひょっとしたらセールス用?
アナタが私の胸の中 わしづかみにしていったこと
謝れなんて言わないけど もう少しそばにいて
忘れられない 恋してる 寝ても覚めても夢見てる
ココロもカラダもすり減らし ダイエットなんて強がってるわ
やってられないよね 無遠慮にアナタは言う
「痩せたね 最近キレイになったよ」
アナタと交わす会話って 両手で数えられるくらい
豊富なボキャブラリーの中「オマエが好き」ってつけ加えて
追いかけるほど遠ざかる 恋ってそういうもの?
返ってくるアテもない メールを待つ夜に気も滅入るわ
アナタの横顔浮かべては ニヤついてるよな恋
忘れられない 追いかける すましてなんかいられない
アナタを振り向かせてみましょう ジタバタもがいて 勝負かけるわ
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夢見るときは一人でもいいんじゃない
楽しいことは独り占めしたってかまわないよ
だけど 透き通った心のグラス溢れて止まらないとき
堪えなくていいから 涙に変えて ここにおいでよ
あるがままにさらそう 強がりに疲れ果てたときは
突然笑って 不意に泣き出してもいい
閉じ込めないで 大事に持ってる 無邪気なままの心
涙で化粧落としたキミも素敵だから
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悲しい思いをさせてしまったと
涙流して黙り込まないで
すれ違いや憂い顔も罪にはならない
Made in LOVE 胸の内 言葉にしてみれば
まるで熱い抱擁 シアワセのきっかけ
交われば喜怒哀楽は何十倍にもなるんだから
忘れないで 口にすること
声に出して愛すること
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わざと人通りの多い場所で待ち合わせ
人目も気にせずにキスから始まった
だけど
同じ映画を観て 同じように涙しても
きっと僕ら別々のシーンに感動してた
ふたつの心ひとつなんだと
無邪気すぎるほど信じてたけど
雪降る街にひとり歩けば
僕たちは別々だと思い知らされる
どうして・・・
夜更けに小さな車に乗り込んで
今日も明日も追ってこない隙間に飛び込んだ
だけど
朝焼けのきれいな浜に寄り添い立っているときも
僕は朝陽を見つめ 君は海ばかり見てた
ふたりはいつでもひとつなんだと
見つめ合うたび誓ってたけど
独りで眺める街角は 何もかも違ってる
違いすぎる 色がない・・・
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微かに潮の香りがする駐車場に車を停め
慣れた足取りで君はゲートに向かう
潮風に乱れる髪がいつにもましてキレイで
後れ髪を嗅ぎながら僕も歩く
こうしていると何のために
ここまで来たのか忘れそうになる
振り向いた君と口をふさぐような口づけ
愛してる 最初で最後だから
今日は言ってしまおう
その胸の高鳴りを今だけは独り占め
大丈夫 君の幸せなんて
祈ったりせずにすぐに忘れるよ
明日からの君はアイツのものだから
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思いがけない大雪は とても重そうで
街も人も太陽も ゆっくりと動きだす
遠くに見える坂の途中には 登れない車の列
何にも知らない無邪気な雪は ひらひら舞い続け
かじかむ指を白い息で 温めながら歩く
昇る朝陽が照らす輝く雪に 目を細めながら
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馴染みのカフェによく似た珈琲屋 窓際の席には
長雨もひと休みの休日 ばったりと会った君と僕
元気してた? 笑う君の横顔
やけに大人びていて僕は少し気後れ
ショートはやめたんだ でも今のも似合ってるよ髪型
メイクの流行 三年も経てば変わる イメージが違うのも当然
でも よく動く細い指と 笑うと必要以上に下がる目尻に
君を見つけられてホッとしてる
時間いいの? 窓の外に目をやる君
本当は誰か待っているのはそっちのクセに
レシートを僕より先に持っていってしまったから言いそびれた
歩道に出て 背伸びして 手を振って歩き出す君に
あんなに苦手だったのにコーヒー飲めるようになったんだ
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君の待つ駅まで 車を飛ばしていこう
あの頃より2時間早い 夕陽に背中を押され
人混みの中かき分けたら 愛しの顔が見える
誰もが温もり求めて走る 誰かの待つその場所へ
僕も帰るよ 安らげる 君の胸の中
とりあえずほかのことは後回しにしておいて
くたびれた君の背中 優しく叩きたいよ
振り返った君の顔から笑顔があふれ出す
いつでも君のためだけに走る 他の誰かを傷つけても
明日のことなどどうでもいい 君が今欲しい
寂しくないはずどんな夜だって 全てを越え伝え合う
何も欲張らないままに ひたすら愛し合おう