ホーム > 詩人の部屋 > まろふにの部屋 > 投稿順表示

まろふにの部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 君のイメージも今では
詩人:まろふに [投票][編集]

近頃よく夢を見る 君といた頃のことを
洗い髪濡れたままの長い長い口づけを

唇が離れたときは君はそっと何か言いかけたけど
夢から覚めベッドの中僕は 何も覚えていない

あれからなんとか違う誰かを
愛して今日まで生きているけど
名前も呼べぬあの日の君が
僕より幸せであると祈っている

なにも変わらぬ笑顔の君の夢を見た日は
何処かでよく似た背中見つけたがっている

会わなくなって何年が過ぎた? 声も聞いていない
いま君の姿を見てもちゃんと思い出せるか

本当は自信がない

2005/03/13 (Sun)

[12] 曖昧な忘却
詩人:まろふに [投票][編集]

眠った僕を置き去りに部屋を出ていく君
明け方メールで目覚めて 君がいないのに気づいた

たばこ臭いシャツを脱ぎ捨てドアに放った

あれからぱったりどっちからも連絡を取らない
別々にほら当たり前のように誰かといるんだろう

渇いた喉をしょっぱい水で潤すように

曖昧な僕のズルさ 踏ん切れない君の愛情
何もかもをあの夜明けの
冷めたく触れた空気に溶かして 逃がして もう行こう

あれからいつもの駅の早いラッシュで
気づきもせず僕らは何度かすれ違ってるだろう 

互いの横顔も 言えなかった最後も

忘れて 忘れよう 忘れた

2005/03/26 (Sat)

[13] Crazy for you
詩人:まろふに [投票][編集]

右肩上がりの気温のせいじゃない
空回り過ぎてオーバーヒート寸前

どこまで信じたらいい 思わせぶりの君
やめてそんな瞳で僕を見つめないで

愛したいよ 嘘じゃない
愛したいよ 真面目に
愛したいよ たとえ君が
他の誰といても

堕ちていくことに理屈なんてない
愛情か欲情か 区別さえつかない

どこまで本気で君に語ればいい?
呆れてひいちゃうくらい加減を知らない

愛してる 叫びたいよ
愛してる 本気なんだ
愛してる たとえ君が
酔って忘れちゃっても

愛したいよ 本気なんだ
愛してる 君だけさ
愛したいよ 心の底から Crazy for you

2005/04/03 (Sun)

[14] そう、信じたい
詩人:まろふに [投票][編集]

仕事の遅いふたりのデート いつもあなたの部屋
ビールで乾杯 キスを交わせば あなたはすぐに寝息を立てる

無防備な寝顔 私の膝の上 投げ出すあなたが好き
でも私知ってる あなたを独り占め出来ないことを

涙こらえきれなくなったら 私は部屋を出る
真夜中の国道 信号が滲むけど ワイパーでは拭えない

私どこへ行くの?

愚痴っぽい私からのメール あなたが読むのはきっと午前5時
返信も言い訳の電話も要らない だって明日も会えるでしょう

そう信じたい 今夜

2005/04/17 (Sun)

[15] いままでも今日もこれからも
詩人:まろふに [投票][編集]

ぎゅっと手をつなごう 人目は気にしないで
並んで歩きましょう これからも変わらぬ歩幅で

この頃めっきり寒くなってきたよね
(今朝気温は10度切ってた)
引っ越しすぐに買ったサボテンまだ元気だけど
(トゲがぷるぷる揺れている)
日めくりをめくるように色んなものが積もって

たまには羽を伸ばそう お部屋を空っぽにして
洗濯は明日でいいから お食事はどこにしましょうか 

ねえ今でも君が愛した僕はいますか?
(オトコは変わる オンナも変わる)
あの日と同じキスのときめきありますか
(君の口紅の減りは遅くなっても)
薬指の指輪が曇らないようにちゃんと磨こう

週末はドライブしよう 行き先はどこでもいいから
お日様の機嫌がいいこと 祈りながら眠りましょう

無邪気な寝顔よせあいながら

2005/05/22 (Sun)

[16] memory of pleasure
詩人:まろふに [投票][編集]

片付けもままならない部屋の真ん中に
ぽっかり浮かんでるベッドの上

たどり着いたら 肌を合わせて 白い首筋に口づけ

君の指が触れただけで
果ててしまいそうなすごい快感

今までに何度かあった夜のひとつだけど
これはしばらく忘れられそうにない

ドクドクと溢れ出す淫らに光る欲望も
君となら ふたりなら この夜ならば that's all right

嘘じゃないよね 夢じゃないよね たしかに触れた柔肌

君の指が触れただけで
果ててしまいそうなのをグッとこらえ
僕の指が触れるごとに変わる君を見たいよ

今までに何度かあった夜のひとつだけど
これはとても忘れられそうにない

2005/06/26 (Sun)

[17] 花火の後
詩人:まろふに [投票][編集]

真夏の夜空に大輪の花が咲く
鮮やかに光るたびに君の横顔照らす

浴衣のうなじがいつにも増してキレイで
言いかけた僕の言葉も響く音に消えていく

許されないことより自由の方が多いのに
ただ君に触れられないだけで こんなにも胸が苦しい

君の背中を抱きたい

蒸し暑い夏の夜が永遠に続くかと
思ったその時 君が振り向いた

花火に照らされて呟いた君の言葉も
繰り返し響いてくる音にかき消された

楽になれる道はいくらでもあるはずなのに
どうして僕はここに立ち尽くしている

花火はいつしか終わった

君の背中も見えない

2005/09/18 (Sun)

[18] エンドレス・ラブ
詩人:まろふに [投票][編集]

あなたがいなきゃ生きていけないと無邪気に言えた頃を
思い出すことも最近はめっきりない

心変わりを知った夜は 泣いたもんだよ 心の底から
だけど三日も経てば涙も悲しみも尽き果て気づいた

誰も彼女も悪くない ただ思うままに生きているだけ
無様に自分を預けてしまった俺が愚かなだけ


 明け方 気だるい微睡みの中

 心からあなたを愛してた

 頃のような悪夢にうなされて


求め合っていても愛が何を与えてくれる?
フェイクだと知りながら 今日も誰かを抱いているんだろう

少しでもマシな今を取り戻したいのさ
結局は自分自身を癒すだけのカラクリ それだけのこと

2005/12/17 (Sat)

[19] 想い出は曲がり角の向こうまで
詩人:まろふに [投票][編集]

愛してるなんて言ってたのに
今じゃ名前すら思い出せない

あのカフェを教えてくれたんだったけ?

恋してたのは確かに間違いじゃない
くちびる カラダ 夜ごと折り重ねて

だけど肌のわずかな隙間 心がはみ出ていた

あなたのような人は わたし以外の
女じゃとてもつきあいきれないわと

言い残し街角に消えたね

恋してたのは確かに間違いじゃない
今頃は誰かの腕の中 幸せかい?

こうして独りに戻ってみると 無性に誰かが恋しい

恋に落ちればいつでも夢の中で
覚めたらきっと何もかも忘れている

それでも心の痛む唄がある
確かに誰かと歩いていた

2006/02/19 (Sun)

[20] メイク美人を好きにならない
詩人:まろふに [投票][編集]

完全武装のメイク決めて お手軽に別人になったつもり
へばりついた笑顔見せて 単語だけで会話する

言いたいことはどんどん溜まりお持ち帰り
真夜中にメールでばらまき おしまい

ハダカならさらせるのに
ココロまではさらせないの
見たいのはそれじゃないよ
心からの君の喜怒哀楽

雑誌の切り抜きみたいな 他人仕立ての個性まとい
流行りモノで友達に差を付ければ横並び

写真みたいにキレイな顔だけで
生きてきていくなんて そりゃ不可能

カラダならひらけるのに
ココロまではひらけないの
見たいのはそこじゃないよ
胸の奥からの喜怒哀楽

素肌なら触れあうのに
ココロまでさわれないの
快感に逃げないで
ほらキスもぐっと堪えて

目と目を合わせよう
あふれてくるでしょう喜怒哀楽

2006/12/10 (Sun)
26件中 (11-20) [ 1 2 3
- 詩人の部屋 -