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まろふにの部屋


[24] ドアロック
詩人:まろふに [投票][得票][編集]

最後の言葉は「それじゃあ」だった
君は静かに車のドアを閉めていく

遠ざかる君の背中 もう僕のものじゃないと知ってても それでも

口には出せない悲しみがある 伝えきれない想いもある
「幸せに」なんて簡単には言えないよ

最後の夜は短く長くて
互いに語る言葉探しあぐねていた

涙見せぬ君の黒髪 夜明けに差し込んだひかりに濡れてた

黙って車降りて行くのを 待ってるだけの僕のずるさを
許してくれたのは最後の君の優しさ

ドアのロックを外す音が聞こえた

2019/06/11 (Tue)

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