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葉月の部屋


[8] あなた
詩人:葉月 [投票][編集]

何度も消した想いを
甦らせるのはいつもあなた
判っているのに振り回されては
また涙する日々の繰り返し

忘れた頃にあなたはやって来て
何事もなかったかの様に
笑いかける あの頃と変わらずに

錯覚してしまう程の
あなたの変わらない笑顔に
騙されてる 判っているのだけど

予想外のあなたの帰りに
小さな期待は膨らむ一方
毎度の事ながら胸弾むのは
きっとあなたを忘れられないから

また帰って来てくれる
わたしを迎えに来てくれる
そんな風に思ってしまうのは
あなたのせいなんだから

期待されたくないなら
もう連絡なんて要らないよ
嘘でできた優しさなんて
もうたくさんなんだから

判っているのに
判っているのだけど

深い甘いその瞳に
溺れていってしまうのは



やっぱり好きだから



なのかな。

2004/02/06 (Fri)

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