詩人:丸 | [投票][編集] |
竜の翼ひとつ
お借りして
強く強く飛び立った
僕らは我がままに
進化して
自由と大空手に入れた
心は持たず置いたまま
東方騎士団見上げては
剣をキラキラ
盾をガシャガシャ
靴をザッザと
歩いてく
心は遥か土の上
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ある日平和が
降ってきて
車にはねられ
死んじゃった
だけど・・・
僕の頭は
お金を稼ぐことで
いっぱいで
とっても
忙しかったから
君を助けて
あげることが
出来なかった
ごめんね平和
ゆるして平和
金なし暇なし平和なし
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ただ海を眺めている
モーター音と潮風が
とても心地良い日
船から出る泡の波は
稜線の様にきらめいて
「此処はいいなぁ」
僕の心が呟いた
素敵な景色を
見つけては
エンジン切って
漂った
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生きる喜びに浸るのは早すぎたんだ
強い酒片手に酔っていただけ
寂れた厨房でコックが笑う
皿洗いの企みにも気付かずに
Cold Puppet Dive
流れる曲に暗号隠して
Cold Puppet Dive
届かないはずの海の底に手を伸ばした
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僕を生かしてくれるのは他の多くの生き物達です
親
恋人
友人
先輩
後輩
食べる物の素材になる生き物
着る物の素材になる生き物
住むところの素材になる生き物
たくさんのものと繋がっている僕は
いったいどんな音を奏でているんだろう
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零で生きて見せろよ
生きてる意味がない
だったら世界の何なら意味があると言うのか
この空の下
神に疑い感じてた
絶対ばかりを探してた
標がなければ辿り着くのは困難だ
辿り着けるのは
道知る者
旅知る者
お前はその後をついていく
目的済んだら去って行く
丁度良いくらいのズル賢さを
心に持った神の子供
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教科書の中身は削られて
本屋に並ぶ「やさしい」の文字
僕は抱えた難問を語り始め
道行く人をつかまえる
世の中を簡単にする人達は
僕をつまらなくなった世界に立たせて
どう生きろと言うのか
こんな時代のお偉いさんは
夜寝る前に毒蜜を舐める
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弾む身体にレバーをつけた
大きな大きな塔があった
そいつ目掛けてボディアタック
みにくくゆがんだ鉄の塔
ガラガラガラと崩れて消えた
僕の身体はペラペラになり
手足も心もあやつれない
荒れた大地に伏したまま
レバーをにぎる人を待つ