詩人:空色 | [投票][編集] |
『夢は信じていればかならず叶うよ』
そう、言ってくれた先生
私も先生と同じくらいの歳になって
夢に向かって走っている人が転んでいるのを見たよ
努力して努力して
涙と不安を握りしめていた
信じていても叶わないこともあるんだね
それでも、険しい道を歩いていたあの人は強かった
また、新しい夢を見つけることの出来る
強くかっこいい人だった
先生、私も信じて頑張る人になれたかな
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思い出すのは決まって
キラキラと楽しかった頃
いつも二人で笑いあって
繋いだ手をぶんぶん振って歩いていた
どこが分かれ道で
どこですれ違っていたのか
私もわからない
繋がっていると思っていた
二人で歩いていけると
泣いても何も変わらない
貴方も涙を我慢していた
そうだね、私は楽しかった
貴方と歩いていけて楽しかった
さようなら、と言えない私は
まだ最後のカードを捨てられないけど
いつか素直に言える日はくるから
貴方もどうか
どうか、お元気で
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転んだまま動けなかった
悔しくて、悲しくて
ふと顔をあげたら
泣きそうな顔のあの人がいた
なんだか力がぬけて
笑ってしまった
転んで、怪我をして
わかることがある
私は何度も立ち上がれる人になるんだ
そして、あの人が転んだ時
同じように見ていよう
自分で起きるまで我慢しながら
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夕焼けで雲が鮮やかな赤に染まっていた
陽が落ちるとぐんと肌寒い風が吹く
私より上に貴方の頬があって、赤く染まっていた
夕焼けのせいでも、なんでもいいから
ゆっくり進んでほしいと思った
右手だけが温かい帰り道
きっと、私も赤いだろうな
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何も出来ない夜が何回すぎただろう
落ち込む君をみるだけなんて
心配しないで、と
笑って見せていたけれど
そんな下手くそな笑顔、余計心配になるよ
今、君が求めている人は私じゃなくてあの人だってことは
痛いほどわかるけれど
ひとりにしたくない
もう、いっその事泣いて泣いて泣きまくればいい
今夜は寝かせないよ!
お酒の瓶を片手に叫んだら、君は大きな声で笑って泣いた
ばかだねー
ありがとう
何も出来ない夜はこれからも続くと思う
大切な友達
今夜はいっぱい泣いて笑おう
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見つけた時から始まることがある
気づけたことから変わることがある
変わったからこそ終わるものがある
私の普通とあなたの普通は違う
柔らかい心でいたい
否定から始まるのではなく、肯定から入れる心でいたい
無理して作っていた笑顔が、自然と現れるその日は
必ずくる
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あんなに疲れて
あんなに腹ただしくて
あんなに孤独で
あんなに明日を怖がっていた
あの日が遠くなっていく
一日一日が水の中にいるように息苦しかった
周りも見えず、自分だけが悲劇だと思っていた
どうしたら変われるのか、
どうしたら楽しくなるのか、
涙ばかりの日々
思い返せば、その涙が自分を守っていた
どんなにダメでも
どんなに苦しくても
涙と歩いて、私は経験した
人は一人ではないと
キレイ事だと思っていたけど、
どんなに短い瞬間でも、人と関わって気づいたことがたくさんある
知って、気づいて、踏ん張って
前にも後ろにも森みたいな道でも、
道は歩いていける
ため息を付きたくなる日も
笑い疲れた日も
あの時を歩いてきたから