ホーム > 詩人の部屋 > 空色の部屋 > 別れ

空色の部屋


[22] 別れ
詩人:空色 [投票][得票][編集]

振り向けなかったのは

遠くなる背中を見たくなかったから




止められなかったのは

断るあなたを見たくなかったから





声が出せなかったのは

どうしてだろう






どうして、こんなにも好きなのに

離れる日がくるのだろう





どうして、こんなに悲しい日が

こんなにもいい天気なんだろう




溢れる涙を止めることも、拭うこともできない私は

ただ、立っていた

2016/03/12 (Sat)

前頁] [空色の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -