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luaの部屋


[39] 幕を閉じて
詩人:lua [投票][編集]

僕は
君の変化に気付けなかった

君がどうして僕から離れたのか
僕にはまだ解らない

ある日突然

君が僕の目の前から

魔法のようにパッと消えてしまったね

何があったのか

僕が
何か言ったのか
何かしたのか

それさえも
解らないまま

幕を閉じて
幕を閉じて
幕を閉じて


僕は君が離れて行く姿さえ

見ることが出来なかった

君の変化に気付けなかった

僕を許して

幕を閉じて
幕を閉じて
幕を閉じて

君は僕から離れた
と言う事実

僕の小舟から
もぅ君の小舟は

見えない

幕を閉じて
幕を閉じて
幕を閉じて

航路の波も消えてしまい

今はただ一人

小舟から顔を出し

水面に映る僕の顔は

酷く歪んでいた

風もないのに

酷く水面が揺れ

僕は歪んでいた

ぁぁ…
この目から溢れる
水のせいだろうか

幕を閉じて
幕を閉じて
幕を閉じて

よければ誰か

君と僕とのストーリーの

幕を閉じては
くれませんか

2003/11/12 (Wed)

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