詩人:mermaid | [投票][編集] |
素直に『愛してる』
言えない2人
あと何度
すれ違いと後悔を繰り返したら
君の胸で眠れるのだろう
ねぇ 強く抱きしめて
『愛してる』って囁いて?
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あなたとあたしは両想い
そんなことわかってた
でも
求愛して欲しかった
必要として欲しかった
手を差し出すだけじゃなく
あたしの手を掴んで
求愛して欲しかった
それだけなのに…
差し出されてたはずのあなたの手
また見失っちゃった…
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薄暗い虚像の世界
そこに立つ一人の天使。
黒ではないものの
彼女の羽根は未だ灰色だ。
『さぁ、この世界を壊して 早く還ろう…私が最も輝ける彼の元へ…』
天使は自ら創ったこの世界の天井にひびを入れた。
射す真っ白な光は彼の光
この光と彼女の内から湧き出る光が
彼女が命を与えた人を照らした。
その彼は一瞬顔をしかめたが
新しい活気を覚えた。
天使は頭を抱えた。
殺すのは簡単だが
自ら与えた命、罪悪感が襲ってくる。
いかに静かに息を止めるか…
頭を抱える天使。
羽根は灰色のままである。
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天使だった彼女は魔女になっていた。
魔女になった彼女につりあう為
天使だった彼は悪魔になった。
しかし彼の想いは純粋で 天使そのもの
彼の深い愛に魔女は魔力を失っていく。
『あぁ、もう人をそして自分を騙してはゆけない…』
天使は本来の自分の姿、 本来の愛を思い出す。
しかし
創りあげてしまった虚像の世界
彼女はこの世界を抜け出せない。
自分で創った者が腕を引っ張ってくる。
天使は灰色がかった羽根で体を包み
この薄暗い世界で涙を流す。
しかし彼女の眼は決断していた。
この世界の破壊を…
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HRが終わったら
一番に教室を飛び出て
階段を駆け降りて
踊り場までくると
ポケットに手を入れて立ってる
君の姿が見えてくる
僕を待ってる君の姿が大好きで
僕は笑顔になって
『お待たせ☆』
君が差し出す手を
すかさず掴んで
君の隣に寄り添って歩く
月日がたっても
僕たちは変わらず
この絆は変わらず
億劫なHRの間
教室を飛び出せる準備をする僕
早く君の元へ…
笑顔で『お待たせ☆』言って
君が差し出す手を
すかさず掴んで
先に続く道を
君の隣に寄り添って歩くんだ
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二つの道が一つに重なり
また二つに分かれていく
その角度を増しながら…
君にも
手をつなぐ人が
キスをする人が
現れたんだね
君の手を握るのは
君とキスを交わすのは
僕だけだと信じていた
一つに重なった二人の未来を信じていた
今
一つに重なった二人の道は
角度を増しながら
二つに分かれていく
僕と僕の愛する人が
君と君の愛する人が
共に輝きますように
それが3年前に夢見た未来とかけ離れていても
君と君の愛する人が
幸せでありますように
それだけは
変わりませんように…
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毎年12月24日に届く花のギフト
君と離れた初めてのクリスマス
今年はこないと思ってたよ
来るとは思ってなかったよ
初めて届いたときと同じ胸の鼓動
嬉しかったよ
ありがとう
君と迎えられなかった4度目のクリスマス
君は誰と何をして過ごしただろう
君が笑顔でいられますように
愛を込めて