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右色の部屋


[128] 二冊の手帳:リアとジュール
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君にとって空白こそが充実であるように

僕にとって埋め尽すことが充実になるんだ

真っ白な君の手帳と
真っ黒な僕の手帳

インクの分だけ重たい僕の手帳は持っているのが大変で

軽すぎる君の手帳はなくしてしまう不安を抱えながら


僕と君は同じ日付の上に立っている。


どちらの手帳が幸せなのかはわからない。

けれど。

今この瞬間は笑おうじゃないか。

幸せかどうかなんて、後から手帳に書き足せばいいのだから。

2009/12/25 (Fri)

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