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右色の部屋


[24] 欠落人形:唯川ロック
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昔から無欲な子供だったと思う

でもそう思われるのがイヤで

誰かが欲しがるものを真似て
自分も同じ物を欲しがる様にした

きっと
どこかの時点で止めておけば
良くある平凡な話で終わったのだろう

しかし僕は
僕であることが曖昧になるほど他人と混ざり合っていて

もはや
僕という全体は僕だけで出来ていなかった

他人の目が気になる?
そうじゃない
他人の目がないと生きていけない

誰でもいいんだ

知らない誰かの目が  僕の希望になり

どうでもいい誰かの足が  僕を明日へ連れて往く


哀しいとは思わない
同じ位
愉しいとも思わない



ただ少し


面白みに欠ける繰り方だと思う

2007/06/05 (Tue)

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