詩人:タコス | [投票][得票][編集] |
試験に来ている。
(中略)
さっきのテストの答案が、教壇の机にまとめて置いてある。パラパラっと見てみると誰もほとんど出来ていない。山口君という人の答えも大した事はない。
すぐ横では男の子(中学生ぐらい)が女の先生と話している。見ると男の子は服を脱がされていて、ちんこがない。「えっ、女か?」と一瞬思う。
僕は女の先生に「だれがこんなことさせてるんですか?」と尋ねる。
、、その本人らしき人が近づいてきた。メガネをかけ、髪はぼさぼさ、ニットのベストを着た感じで大柄な先生だ。
(中略)
昼食時間になる。教室で受験者10〜20人ぐらいがざわざわと弁当を食べ始める。
おばさんが5、6人いる。内の一人が僕のとなり居て、話し掛けてくる。
『2課目の平均どれぐらい?』と聞くので「、、?テストは1つじゃないんですか?」と聞くと、『やーねー、2つ受けたでしょ?』と言われる。
教室の角に自分の(自家製の)弁当を取りに行く。弁当は2段階になっていて、一つには汁ごはんが入っている。「なんだこれは?」と思う。傍にはさっきの女の先生がいる。
いつの間にか受験者全員で海を泳いでいる。かなり沖の方まで来ているようだ。「2つめのテストはこれ(水泳)なのか!」と思う。
いつの間にか僕はテレビドラマの主人公と入れ代わっている。(僕はテレビを見ている視点になる)主人公はモーニング娘のひとりらしい。ちょっと白人っぽい顔で、「あっタイプだ」と思う。
どうやら水泳の苦手なこの女の子は、この沖から一人泳いで陸に帰るらしい。さっきのおばさんに、『大丈夫、ここまで泳いできたじゃん』と励まされている。
帰っていると水害にあった街が現れ、そこを彷徨う(泳いでいる)。道ばたには『ひかりのまち』と古びた表示が見える。
この女の子は心臓が悪く、おそらくそれがもとで自分では気付かないままいつの間にか溺れてしまっている。青いトラックが流れてきて、その荷台にすでに亡くなっているこの子のおばあさんが乗っている。(迎えにきたのだろうか?)
『青は死に、後(あと)は後(うしろ)に来る』と言っている。女の子は、おばあさんが生前そう言っていたことをおもいだす。
そしてうつろな状態のなかでそのことは納得できるような気がした。
女の子はこれを探しに行くことをなんとなく決意する。