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†水無月†の部屋


[6] †生と死の間で†
詩人:†水無月† [投票][編集]

もしも あの時
貴方に逢っていなかったら
僕は 今頃 あの世にいた
あの時 貴方がくれた あの言葉
とても嬉しかった
何の価値も
存在理由すら 無いと思っていた僕に
貴方がくれた
一閃の希望に満ちた光

あの日 屋上で考えた
貴方がくれた携帯越しの言葉を
夜風に流れる僕の涙
拭っても 拭っても
溢れ出る涙は
頬を伝って 下へと落ちる
僕も この涙の様に
真っ直ぐ下へ
堕ちてゆきたい

けれど 貴方がくれるメールが
僕を飛ばせてはくれなかった
凄く飛びたかったのに
貴方の言葉が
僕にあと一歩を
踏み出させてくれなかった
貴方は僕に
†死ぬ勇気†ではなく
†生きる勇気†を注いでくれた
苦しみも悲しみも
乗り越えられる程の
強い 強い勇気をくれた

『貴方が僕を大切と言う様に
僕も貴方が大切なんだ…』
凄く嬉しくて すぐにでも
屋上から降りて ベッドに戻りたかった……
でも、僕の後ろには
鎌を持った†死神†がいる
もう…後戻りは出来ない、と……
知っている…けど…
本当は…凄く恐いんだ……
死ぬ事も…………
死して貴方と別れる事も………
そして、生きる事すらも………

だって……
本当は貴方が……

†大好きだから†

2006/11/25 (Sat)

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