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ariaの部屋


[54] ギターソング
詩人:aria [投票][得票][編集]


自分の声がひどく嫌いで
潰すために歌ったの
ロックンロール

きらきらし過ぎた君の目は
やっぱりきらきらした世界を探してて

吐き捨てた紫煙で
霞んだあたしに
気付くはずなんかなかった



眠りにつく前に
優しく抱いて掻き鳴らす

あたしは君のギターになりたかった

哀しい歌だけは得意だから
一人の夜はそっと
口ずさんで



がらくたのようなメロディーで
自分を表現できたなら
笑って通り過ぎる日常が
横目で確認してくれる気がした

振り切るために歌ったの
ロックンロール

不純な動機を
精一杯
綺麗な言葉に置き換える



共に長い道を歩いて
同じものを見てくたびれる

あたしは君のギターになりたかった

優しい歌も歌えるよう
全てを
愛してみせるから



片時も手放すことなく
いつも一緒に歌ってる

あたしは君のギターになりたかった


2010/08/03 (Tue)

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