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栢徠の部屋


[170] テーブルの上のプレゼント
詩人:栢徠 [投票][編集]

去年、渡せぬまま手元に残ったプレゼント

テーブルの上、小さいながらも自己主張しているそれは
まるで僕を嘲笑っているかのよう

大きなツリーの下で笑うキミ
イルミネーションで見えるキミの笑顔が胸を締め付けた
ポケットの中、プレゼントの隣
勇気の無い僕の右手が拳を握った

イブの夜
誰かに呼ばれている気がして
キミと見たツリーを見に行った
ツリーの下、振り向くキミはやはり笑顔で……
僕はキミの笑顔で泣きそうで……

リングの光るキミの手を握り
いつまでも変わらぬ
永久の愛をキミに誓った

2007/12/26 (Wed)

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